アメリカで警察に相談するにはどうすればいいですか？

アメリカで警察に相談したい？状況に応じた適切な対処法を解説

アメリカで生活する、または旅行中に、警察に相談する必要が生じる場面は誰にでも起こり得ます。緊急時だけでなく、事件・事故の目撃、盗難被害、騒音問題など、状況は様々です。そこで、緊急時と非緊急時、それぞれの状況に応じた警察への相談方法と、注意すべき点を具体的に解説します。

1. 緊急時：命に関わる、または犯罪が進行中の場合

• 「911」への通報: これは日本でいう「110番」や「119番」に相当する緊急通報ダイヤルです。以下の状況では躊躇なく911に電話してください。

  • 人の命に関わる事故や事件が発生した場合
  • 強盗や暴行などの犯罪が現在進行形の場合
  • 火災が発生した場合
  • その他、緊急を要する事態が発生した場合

• 落ち着いて、明確に状況を伝える: オペレーターに繋がったら、まず自分の場所を伝えます。住所がわからなくても、近くの目印（建物、公園など）を伝えれば特定に役立ちます。その後、何が起こっているのかを簡潔に説明します。例えば、「車が横転している」「強盗が入っている」「人が倒れている」など。

• オペレーターの指示に従う: オペレーターは必要な情報を聞き出し、適切な対応を指示してくれます。質問には正直に答え、指示に従って行動してください。

• 英語に不安がある場合: 911には通訳サービスが用意されています。オペレーターに「Japanese, please」と伝えれば、日本語の通訳を介して状況を説明できます。

2. 非緊急時：事件・事故の報告、騒音問題など

緊急性がない場合は、911ではなく、管轄の警察署に直接連絡します。

• 管轄の警察署を調べる: インターネットで「police department [あなたの街の名前]」と検索すれば、管轄の警察署の連絡先が見つかります。

• 電話、または警察署へ直接出向く: 電話で相談する場合は、まず非緊急の相談であることを伝えます。状況を説明し、指示を仰ぎましょう。可能であれば、警察署へ直接出向いて相談することもできます。

• 英語でのコミュニケーションに自信がない場合: 友人や知人に通訳を依頼する、または翻訳アプリなどを活用して、状況を正確に伝えられるように準備しておきましょう。

3. 相談時の注意点

• 嘘は絶対に言わない: 警察への虚偽の報告は、法的に罰せられる可能性があります。
• 感情的にならない: 落ち着いて、事実を正確に伝えるように心がけましょう。
• 証拠を保全する: 事件・事故現場をむやみに触らず、写真や動画を撮影するなど、できる範囲で証拠を保全しておきましょう。
• 身の安全を第一に: 危険を感じた場合は、無理に行動せず、安全な場所に避難してください。

4. その他の相談窓口

状況によっては、警察以外にも相談できる窓口があります。

• 日本大使館・総領事館: パスポートの紛失、事件・事故に巻き込まれた場合など、領事サービスを受けることができます。
• 弁護士: 法的な問題に関する相談に乗ってくれます。

まとめ

アメリカで警察に相談する際は、状況に応じて適切な方法を選択することが重要です。緊急時は911、非緊急時は管轄の警察署へ連絡し、落ち着いて状況を説明しましょう。英語に不安がある場合は、通訳サービスや翻訳アプリを活用し、正確な情報を伝えるように心がけてください。万が一の事態に備え、事前に緊急連絡先を控えておくことも大切です。

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