急勾配のJRのランキングは？

JR線の急勾配路線ランキング

鉄道の運行において、勾配は路線の設計や運行に大きな影響を与えます。勾配が急になるほど、機関車や車両に求められる性能も高くなります。

JRグループの路線の中には、最大30%を超える急勾配区間が存在します。ここでは、その区間を対象に最大勾配の値でランキングを作成しました。

1. 大井川鐵道井川線（南アルプスあぷとライン）

• 最大勾配：90‰（1000m進むごとに90m上昇）

2. 伊予鉄道横河原線

• 最大勾配：63‰

3. JR飯田線（天竜峡 – 平岡間）

• 最大勾配：37.7‰

4. JR大糸線（平岩 – 中土間）

• 最大勾配：33.3‰

5. JR山口線（船平山 – 湯田温泉間）

• 最大勾配：32.5‰

6. JR小海線（野辺山 – 清里間）

• 最大勾配：32.1‰

7. JR予土線（松丸 – 立間）

• 最大勾配：31.9‰

8. JR木次線（木次 – 備後落合間）

• 最大勾配：31.6‰

9. JR肥薩線（吉松 – 矢岳間）

• 最大勾配：31.6‰

10. JR芸備線（備後庄原 – 東城間）

• 最大勾配：31.0‰

これらの急勾配区間は、主に山岳地帯に位置しています。そのため、列車の運行には強力な機関車や特殊な車両が必要となり、運転技術にも高いレベルが求められます。

急勾配路線は、日本の鉄道技術の高さを示す指標の一つです。技術的な挑戦を克服することで、過酷な自然条件下でも列車を運行することが可能になっています。