「御」をつける意味は?

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「御」の意味

相手への敬意を表す接頭語です。

* 自分の物ではなく、相手に関する物事(行為、持ち物、家族など)に付けます。

* 例:御免、御殿、御本、御家族、御成功、御沙汰
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「御」って、なんか古風で堅苦しいイメージありません? でも、意外と普段から使ってるんですよね、無意識に。

例えば、「ごめんください」って言うじゃないですか。あれ、「御免」ですよね。言われてみれば。 相手のお宅に「お邪魔します」っていう、その「邪魔する」ことに対する敬意、みたいな? …って、ちょっと考えすぎかな? でも、そういうニュアンスって、日本語の奥深さを感じますよね〜。

「御」って、要するに相手への敬意を表す接頭語なんです。 自分のことじゃなくて、相手に関すること…例えば持ち物とか、家族とか、そういうのに付ける。

そうそう、昔、友達の家に遊びに行った時、おばあちゃんが「御飯ですよ〜」って呼んでくれたんです。 なんか、ほっこりしました。自分がもてなされてる感っていうか、温かさを感じたんですよね。 あれは「御飯」じゃなきゃダメだった。「ご飯だよ〜」とは違う。 あの「御」の一文字で、丁寧さが全然違う気がするんです。

他にどんな使い方があるかっていうと、「御本」とか「御家族」とか…。 あ、そういえば会社の先輩が昇進した時、「御成功おめでとうございます!」って言ったなぁ。 「成功おめでとう!」でも間違いじゃないんだろうけど、なんかちょっと軽い感じがする。 ビジネスシーンでは特に、「御」をつけた方が丁寧で、より気持ちが伝わる気がします。

それから、「御沙汰しています」なんて言葉もありますね。 しばらく連絡を取っていなかった人に使うアレです。 えーっと、確か…「ご無沙汰」の「沙汰」って、元々は裁判のことだったような…? 曖昧ですみません! でも、そういう歴史的な背景を知ると、また違った面白さがありますよね。

まあ、堅苦しいとか難しいとか思わずに、自然に使えたら素敵だなって思います。 だって、敬意を表すって、素敵なことじゃないですか。 相手を大切に想う気持ちって、言葉一つで伝わるものだと思うんですよね。 だから、たまには「御」を意識して使ってみてもいいんじゃないかな、なんて思ったりします。

#接頭辞 #敬語 #日本語