日本でいちばんでかい動物園はどこですか?
日本で一番大きい動物園ランキング:多摩動物公園が約52.3ヘクタールの圧倒的な広さで首位
日本で一番大きい動物園の広大な敷地は、移動に時間と体力を要します。しかし自然な環境での動物観察は貴重な体験です。この記事では日本最大の動物園の特徴と、訪問前に知っておくべきポイントを解説します。
日本でいちばん広大な動物園は「多摩動物公園」
日本でいちばん面積が広い動物園は、東京都日野市にある多摩動物公園です。その敷地面積は約52.3ヘクタールに及び、東京ドームに換算すると約11個分という圧倒的なスケールを誇ります。この広さ[1] は、檻(おり)を使わずに広大な敷地を確保して、動物たちの生態をありのままに見せる「無柵放養式」という展示方法を実現するために活用されています。
多摩動物公園がこれほどまでに広い理由は、戦後の都市開発の中で「上野動物園の分園」として計画された歴史にあります。上野が都市型で手狭だったのに対し、多摩は丘陵地の自然をそのまま生かすことで、群れをなすキリンやアフリカゾウ、さらには世界でも珍しいライオンバスなどの大規模な展示を可能にしました。初めて訪れると、動物園というよりは「山歩きをしながら動物に出会う公園」という感覚に近く、歩きやすい靴が必須になります。
日本国内の動物園「面積」ランキングTop5
「日本一」と言っても、実はランキングの上位はどれも非常に広大です。多摩動物公園に続く巨大動物園を比較してみると、単なる面積の数字以上にそれぞれの園の特色が見えてきます。
ライバルと比較:多摩とズーラシアの広さの違い
多摩動物公園(52.3ヘクタール)に次ぐ第2位は、横浜市の「よこはま動物園ズーラシア」で約45.3ヘクタールです。ズーラシアは世界の気候帯や地域ごとにゾーンが分かれており、奥へ進むほど「次はどこへ行くんだろう」という探検感が強いのが特徴です。一方、多摩は多摩丘陵の斜面を利用しているため、高低差による「体感的な広さ」や疲労度は多摩の方が一段と大きく感じられる傾向にあります。
私が初めて多摩を訪れたときは、地図を見誤って山道のようなルートに入ってしまい、キリンのエリアにたどり着く頃には足がパンパンになっていました。対してズーラシアは平坦な道も多く、歩道の整備が行き届いているため、同じ広大さでも歩きやすさには明確な違いがあります。多摩を攻略するには、適度に園内シャトルバスを利用するのが賢い選択です。
広すぎて回れない?多摩動物公園を攻略する3つのコツ
50ヘクタールを超える敷地をすべて徒歩で回ろうとすると、大人の足でも1万歩から1万5千歩は優に超えます。子供連れや体力に自信がない方が1日で満喫するためには、戦略的な移動が必要です。
まず、正門付近から出ている無料の「シルバーシャトル(高齢者や障害者優先)」や、園内を循環するバスを積極的に使いましょう。特に坂の上のアフリカ園やアジア園の奥まったエリアは、最初に行きでバスを使って一番上まで登り、そこから下りながら動物を見ていく「上から下へ」のルートが最も体力を温存できます。
正直なところ、1日で全エリアを100%完璧に見ようとするのはおすすめしません。多摩動物公園の入園料は大人600円と非常にリーズナブル。2026年時点でも、公立動物園としてのこの価格設定は驚異的です。一度にすべてを見ようとせず、「今日はアフリカ園とライオンバスをメインにする」と絞る方が、広大な敷地をゆったりとした気分で楽しむことができます。
面積以外での「日本一」を持つ動物園たち
「一番でかい」を「飼育されている動物の種類が多い」や「人気がある」と捉えるなら、別の動物園が浮上します。面積だけで選ぶと、実はもっと大きな「サファリパーク」というカテゴリーも無視できません。
サファリパークを含めると順位が入れ替わる?
徒歩で回る「動物園」としては多摩が日本一ですが、自家用車やバスで回る「サファリパーク」を考慮すると、群馬サファリパークや富士サファリパークが面積で上回るケースがあります。例えば富士サファリパークは、動物たちが放し飼いされているサファリゾーンだけでも広大ですが、いわゆる一般的な動物園のような徒歩エリアとは構造が異なるため、ランキングでは別枠として扱われることが多いです。
また、飼育種類数で言えば名古屋市の「東山動植物園」が約500種近くを誇り、多摩動物公園の約300種を大きく上回ります。面積をとるか、種類の豊富さをとるか、ユーザーが求める「最大」の意味によって、行き先は変わってくるはずです。
日本の主要な巨大動物園の比較
日本で面積が広いとされるトップクラスの動物園を、敷地面積と飼育種数の観点から比較しました。
多摩動物公園 ⭐(面積日本一)
- ライオンバス、キリンの大放飼場
- 約300種(昆虫館も含む)
- 約52.3ヘクタール(東京ドーム11個分)
- 起伏の激しい丘陵地。アップダウンが多い。
よこはま動物園ズーラシア
- オカピ、テングザル、アフリカのサバンナ
- 約110種(希少種に注力)
- 約45.3ヘクタール
- 整備された平坦なエリアが多く、歩きやすい。
東山動植物園
- イケメンゴリラのシャバーニ、ゾウの群れ
- 約450-500種(日本一の飼育種類数)
- 約30.0ヘクタール(動物園エリア)
- 植物園や遊園地が隣接。密度が高い。
3世代で行く多摩動物公園:準備不足で直面した試練
埼玉在住の田中さん一家(30代夫婦、5歳児、60代祖父母)は、日本一広い多摩動物公園へ日帰り旅行を計画しました。一番の目的はライオンバス。意気揚々と入園しましたが、想像以上の急勾配に驚くことになります。
田中さんは、ベビーカーと祖父母の歩調を考慮せず、正門から徒歩で登るルートを選択しました。20分後、一番奥のアフリカ園に着く頃には祖父母はベンチから動けなくなり、5歳の子は「足が痛い」と泣き出す事態に。
そこで田中さんは、園内を循環しているバスの存在を思い出しました。一度入口近くまで戻る感覚でバスに乗り、最上部のエリアまで移動。そこからは下り坂を利用してアジア園を回るという「逆転の発想」に切り替えました。
結果、歩行距離を約40%削減することに成功し、最後は笑顔でライオンバスに乗れました。田中さんは「日本一を舐めてはいけない、バスは絶対使うべきだ」という教訓を強く実感したそうです。
迅速な解答
多摩動物公園を一周するのにどれくらいの時間がかかりますか?
全てのエリアをじっくり回るなら、最低でも4時間から5時間は必要です。お昼休憩や動物の解説をしっかり見る場合は、開園から閉園まで丸1日かけるのが理想的です。
お弁当を持ち込むスペースはありますか?
はい、園内のいたるところに無料の休憩スペースや芝生広場があります。特にアフリカ園付近のベンチは眺めも良く人気です。ゴミは持ち帰りが必要なため、ゴミ袋を持参しましょう。
多摩動物公園は雨の日でも楽しめますか?
屋外展示がメインのため、雨の日は歩くのが大変です。ただ、昆虫生態園や一部の室内展示(コアラなど)は屋根があるため、小雨程度であれば楽しめますが、しっかりした雨具の準備が必須です。
次のステップ
面積日本一は「多摩動物公園」の52.3ヘクタール東京ドーム約11個分という圧倒的な広さを誇り、丘陵地を生かした無柵放養式の展示が魅力です。
高低差があるため園内シャトルバスの活用が必須体力温存のためにバスで高台まで移動し、下り坂を利用して回るのが最も賢い攻略法です。
飼育種類数で選ぶなら名古屋の「東山動植物園」面積ではなく「たくさんの種類に会いたい」場合は、約500種を飼育する東山が国内随一です。
脚注
- [1] Ja - 多摩動物公園の敷地面積は約52.3ヘクタールに及び、東京ドームに換算すると約11個分という圧倒的なスケールを誇ります。
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