悪露が終わるのはいつ?

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産後の悪露は、個人差がありますが、およそ4週間で終了します。最初は量が多く赤黒い色ですが、徐々に減少し、白っぽくサラサラとしたおりものへと変化していきます。完全に終わるまでには、もう少し時間を要する場合もありますので、心配な場合は医師に相談しましょう。
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産後の悪露:終わりかけのサイン、長引く場合の注意点

出産後、子宮の回復とともに排出される分泌物を「悪露(おろ)」と呼びます。悪露は、子宮内膜や血液、粘液などからなり、個人差はありますが、およそ4週間かけて徐々に量が減り、色や状態も変化していきます。

悪露の変化と終わりかけのサイン

悪露は、大きく分けて以下の3つの時期に分けられます。

1. 赤色悪露期(産後1週間程度)

出産直後から数日間は、最も量が多く、鮮血に近い赤い悪露が出ます。子宮の収縮を促すため、生理痛のような痛みを感じる場合もあります。

2. ブラウン悪露期(産後1〜2週間)

徐々に量は減り、色は赤褐色やチョコレート色に変化します。おりものに似た状態になっていきます。

3. 黄色悪露期(産後2〜4週間)

さらに量が減り、色は薄い黄色や白色に変化します。おりものとほとんど見分けがつかなくなります。

悪露の量は、個人差が大きく、出産時の状況や母乳育児の有無によっても異なります。一般的には、4週間程度で悪露はほとんどなくなりますが、6週間ほど続く場合もあります。

悪露が終わる時期の見極め方

悪露の終わりかけには、以下の様な変化が見られます。

  • 量がおりもの程度に減る
  • 色が白っぽく、透明に近くなる
  • 生理時の様な独特の臭いがなくなる

これらの変化が見られれば、悪露は終わりかけと考えられます。

注意が必要なケース

悪露が長引く場合や、以下の様な症状が現れた場合は、子宮の回復が遅れている、感染症の可能性など、注意が必要なケースもあります。

  • 1ヶ月以上経っても悪露の量が減らない
  • 再び悪露の量が増えた
  • 悪露の色が鮮血に戻った
  • 悪臭を伴う
  • 発熱、下腹部痛、悪寒、だるさがある

このような症状がある場合は、自己判断せずに、速やかに医療機関を受診しましょう。

日常生活で気をつけたいこと

悪露が続いている間は、以下の点に注意して、清潔を心がけましょう。

  • ナプキンはこまめに交換する
  • トイレの後、前から後ろに向かって拭く
  • 入浴はシャワー浴がおすすめ。湯船に入る場合は、お湯を清潔に保ちましょう
  • 激しい運動や重いものを持ち上げることは避け、十分な休息をとる

悪露は、出産後の子宮の回復過程を示す大切なサインです。自身の体の変化をよく観察し、少しでも不安なことがあれば、遠慮なく医師に相談しましょう。

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