全部事項証明書の取り方は?

8 ビュー

履歴事項全部証明書は、全国の法務局で取得可能です。「登記事項証明書交付申請書」を提出して申請し、手数料600円を支払います。 申請は窓口で行い、必要な情報は事前に確認しておきましょう。 オンライン申請に対応している法務局もあるので、事前に確認することをお勧めします。

コメント 0 好き

履歴事項全部証明書(全部事項証明書)の取得方法:手続きをスムーズに進めるための完全ガイド

履歴事項全部証明書、通称「全部事項証明書」は、会社の情報が記載された重要な書類です。法人の登記情報が詳細に記載されており、取引先との契約、融資、許認可申請など、様々な場面で必要となります。しかし、初めて取得する際には、どこで、どのように手続きを進めれば良いのか戸惑う方もいるでしょう。この記事では、全部事項証明書の取得方法を網羅的に解説し、スムーズな手続きをサポートします。

1. どこで取得できる?

全部事項証明書は、原則として、全国どこの法務局・地方法務局でも取得可能です。必ずしも会社の本店所在地を管轄する法務局である必要はありません。ただし、オンライン申請の場合は、管轄の法務局を確認する必要があります。

2. 取得方法の種類

全部事項証明書の取得方法は、主に以下の3つです。

  • 法務局の窓口で申請: 最も一般的な方法です。
  • オンライン申請(登記・供託オンライン申請システム): 時間や場所を選ばず申請できる便利な方法です。ただし、事前の準備や設定が必要です。
  • 郵送申請: 遠方に住んでいる場合や、窓口に行く時間がない場合に適しています。

3. 法務局窓口での申請方法

  1. 「登記事項証明書交付申請書」の準備: 法務局の窓口で入手するか、法務省のホームページからダウンロードできます。
  2. 必要事項の記入:
    • 会社名(正式名称): 間違いがないように正確に記入しましょう。
    • 会社の本店所在地: 登記されている住所を記入します。
    • 会社の法人番号: 法人番号が分かれば、スムーズに手続きが進みます。
    • 証明書の種類: 「履歴事項全部証明書」を選択します。
    • 通数: 必要な枚数を記入します。
  3. 手数料の支払い: 1通あたり600円です。収入印紙を購入して申請書に貼り付けるか、現金で支払います。
  4. 申請書の提出: 窓口に申請書を提出し、受領印を押印してもらいます。
  5. 証明書の受け取り: 通常、申請後すぐに受け取ることができますが、混雑状況によっては時間がかかる場合があります。

4. オンライン申請の方法

オンライン申請には、法務省の「登記・供託オンライン申請システム」を利用します。

  1. 利用登録: 事前に利用者登録が必要です。
  2. 電子証明書の取得: マイナンバーカードや、商業登記認証局が発行する電子証明書が必要です。
  3. 専用ソフトのインストール: システムを利用するための専用ソフトをインストールします。
  4. 申請情報の入力: 画面の指示に従って、必要事項を入力します。
  5. 手数料の支払い: クレジットカード、インターネットバンキング、電子納付などで支払います。
  6. 証明書の受け取り: PDF形式でダウンロードするか、郵送で受け取ることができます。

5. 郵送申請の方法

  1. 「登記事項証明書交付申請書」の準備: 法務省のホームページからダウンロードできます。
  2. 必要事項の記入: 上記「法務局窓口での申請方法」と同様です。
  3. 手数料の支払い: 収入印紙を購入し、申請書に貼り付けます。
  4. 返信用封筒の準備: 返送先の住所を記載し、必要な切手を貼付します。
  5. 申請書類の郵送: 必要な書類を揃え、法務局に郵送します。

6. 注意点

  • 申請書の記入ミス: 正確な情報を記入しないと、証明書が発行されない場合があります。
  • 手数料の不足: 手数料が不足していると、申請が受理されません。
  • オンライン申請の準備: オンライン申請には、事前の準備や設定が必要です。
  • 最新情報の確認: 手数料や申請方法などは、変更される場合がありますので、事前に法務局のホームページなどで最新情報を確認してください。

まとめ

全部事項証明書の取得は、窓口申請、オンライン申請、郵送申請の3つの方法があります。それぞれの方法にはメリット・デメリットがあるため、自身の状況に合わせて最適な方法を選択しましょう。この記事で紹介した手順を参考に、スムーズな手続きを進めてください。また、不明な点があれば、法務局に問い合わせることをお勧めします。

#全部事項証明 #行政手続き #証明書取得