テーブル席に3人以上座る場合、上座は誰に置く?

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複数人数での着席では、客人の序列を考慮し、上座中央に最も目上の方を配置します。その後、上座から見て左、右と順に序列の高い方を座らせ、案内役は客人の序列に合わせて向かいに座るのが適切です。 席次には、年齢や立場、来客の意図などを総合的に判断することが重要です。

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テーブル席に3人以上座る場合、上座は誰に置く?

ビジネスシーンやプライベートな会食など、複数人でテーブルを囲む機会は多いもの。そんな時、誰をどこに案内するか、特に「上座」を誰に提供するかは、円滑なコミュニケーションを図る上で重要なポイントとなります。席次一つで相手に敬意を示したり、逆に失礼な印象を与えてしまうこともあるため、正しい知識を身につけておきたいものです。

この記事では、3人以上でテーブル席に着く際に、どのように上座を決め、ゲストを案内すれば良いのか、様々な状況を想定しながら詳しく解説していきます。

上座の基本原則:出口から遠い、景色が良い場所

まず、上座の基本的な考え方として、「出口から最も遠い席」「景色が良い席」が挙げられます。これは、緊急時にスムーズに避難できるよう配慮すると共に、良い景観を楽しむ権利を目上の方に与えるという配慮からきています。窓際の席や、個室であれば入口から最も遠い奥まった席が上座となることが多いでしょう。

人数とテーブルの形による上座の配置

テーブルの形によって上座の位置は変わります。

  • 長方形のテーブル: 出口から最も遠い側の、テーブルの中央が上座となります。
  • 正方形のテーブル: 基本的には壁に面した席の中央、もしくは景色が良い席が上座になります。
  • 円卓: 特に決まった上座はありませんが、入口から最も遠い場所、もしくは景色が良い場所が上座とされることが多いです。

ゲストの人数と立場による上座の決め方

3人以上の着席では、ゲストの序列を考慮することが最も重要です。

  • 目上の方1名とその他の場合: 目上の方を上座に案内し、その他の方は上座から見て左右に、目上の方に近い順に座るのが一般的です。案内役は目上の方の正面に座り、会話の中心に据えるのが適切です。
  • 目上の方が複数名の場合: 最も目上の方を上座中央に案内し、次に目上の方を上座から見て左側に、その次に目上の方を右側に案内します。以降も同様に、上座から見て左右交互に序列の高い順に座らせます。案内役は、全体のバランスを見ながら、最も目上の方と適度に会話に参加できる位置に座るのが望ましいです。
  • 立場が同等の場合: 年齢が上の方を上座に案内するのが一般的です。年齢が同じ場合は、先に到着した方を上座に案内する、もしくはくじ引きなどで決めるのも良いでしょう。
  • 取引先との会食の場合: 顧客を最優先し、上座に案内します。社内の上下関係よりも、顧客への配慮を優先することが大切です。

案内役の役割と心構え

案内役は、単に席を案内するだけでなく、ゲストが快適に過ごせるよう気を配ることが重要です。ゲストの荷物置き場を確保したり、飲み物の注文を聞いたり、会話のきっかけを作ったりするなど、細やかな気遣いを示しましょう。また、ゲストの会話に耳を傾け、必要に応じて話題を提供するなど、場を盛り上げる役割も担います。

まとめ:状況に応じた柔軟な対応を

席次は、年齢や立場、来客の意図など、様々な要素を総合的に判断して決める必要があります。杓子定規に捉えるのではなく、状況に応じて柔軟に対応することが大切です。上記で紹介した基本原則を参考に、ゲストに失礼のないよう、そして気持ちよく過ごしていただけるよう、最善の席次を心がけましょう。 円滑なコミュニケーションは、適切な席次から始まるといっても過言ではありません。 細かい配慮が、良好な人間関係を築く上で重要な役割を果たすことを覚えておきましょう。

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