「差し上げます」は丁寧な言い方ですか？

「差し上げます」って、本当に丁寧な言い方なのかな？ 最近、ちょっと気になってるんです。だって、状況によっては、ものすごく上から目線に聞こえちゃう時がある気がして…。

「ご連絡差し上げます」とか、よく使うじゃないですか。確かに、相手への配慮を示してて、丁寧な印象はありますよね。でも、これって、あくまで「相手にとってメリットのある行為」の場合だと思うんです。

例えば、私が友人に手作りケーキをプレゼントする時。「差し上げます」って使っても、きっと自然で、嬉しい気持ちも伝わると思います。だって、相手は美味しいケーキを貰えるわけだから、明らかにメリットがあるんですものね。

でも…　先日、会社の上司から「来週、この企画書を差し上げます」ってメールが来たんです。正直、ゾッとしました。企画書の内容自体は良かったんですけど、「差し上げる」って言葉が、なんか…重苦しく、押し付けがましい感じがしたんですよね。まるで「これを受け取れ！」って言われてるみたいで。企画書の内容がメリットになるのはわかるけど、その言い方じゃ、感謝されるどころか、逆にストレスになる気がしました。

これって、まさに「相手にとってのメリット」を考えずに使っちゃった例ですよね。上司からすれば、丁寧に伝えようとしたのかもしれないけど、結果的に逆効果になってた…みたいな。

「差し上げる」は謙譲語で、目上の人にも使えるって言うけど、それ以上に大切なのは、相手への気持ちじゃないかなって思います。 単に「丁寧な言葉」を使えばいいってもんじゃない。 相手がどう感じるか、どんな気持ちになるかを想像することが、本当に大切なことなんだなって、改めて感じました。 悪い知らせや、苦情を伝える時に「差し上げます」なんて言ったら…想像するだけで背筋が寒くなりますよね(笑)。

結局、「差し上げる」を使うかどうかは、状況次第。 贈り物とか、本当に嬉しいお知らせなら、ぴったりくる言葉だと思います。でも、そうでない場合は… もっと柔らかく、状況に合った言葉を選んだ方がいい。 例えば、「お知らせします」「お送りします」「お伝えします」「ご報告します」…他にもっと沢山の表現があるはずです。

数字とか研究結果とか…そういうのは関係ないですね。 大切なのは、気持ちですよ。 だって、人間同士のコミュニケーションなんだから。 …ちょっと話が脱線しましたが、とにかく、「差し上げる」を使う時は、本当に相手にとってのメリットを、しっかり考えてからにしましょうね！ 私自身も、もっと気をつけないといけません…。

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