推しの子のアクアはなぜ死んだのか？

推しの子のアクア…死んだの？嘘でしょ？って最初は思った。だって、あんなに頭がキレて、強くて…守りたいものがあるって、あんなに強く思ってたのに。

ルビーを守るため…ああ、そうだね。最初からそうだった。小さいルビーを、まるで壊れ物みたいに大事そうに抱えていたアクア。思い出しても胸がぎゅっとなる。まるで私自身の弟を見ているみたいで…。（もちろん、私は弟なんていないんだけど、そういう気持ちになるっていう意味で！）

あの過保護っぷりは、ちょっと行き過ぎなんじゃない？って思うこともあった。でも、彼の背景を知ると…ね。わかる。痛いほどわかる。守りたいものを失う恐怖って、想像を絶するからね。

カミキを殺害…そこまでしてルビーを守りたかったんだ。でも、それで終わりじゃなかった。自分の命まで…。正直、理解できない部分もある。だって、アクア自身にも未来があったはずなのに。もっとやりたいこと、あったんじゃないかな？…って、考えてしまう。

でも、きっと、アクアにとってはルビーが全てだったんだろうな。自分の命よりも、ルビーの笑顔、ルビーの未来が大切だった。…究極の愛の形なのかな。でも、悲しすぎるよ。本当に。

そういえば、どこかで読んだんだけど、究極の愛って自己犠牲だって。数字とか研究結果じゃなくて、なんか、哲学的な話だったと思う。でも、アクアの死を見てると、それが本当のことのように思えてくる。

自分の全てを捧げる…それがアクアの愛だった。重すぎる愛…そう思う人もいるかもしれない。でも、私は…少しだけ、わかる気がする。守りたいものができた時、人はどこまで強くなれるのか。どこまで…狂えるのか。アクアの最期は、それを突き詰めた結果だったのかも。…つらいけど。本当に、つらいけど。

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