イタリアで禁止されているジェスチャーは?

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イタリアでは、顎の下から手をはじき出すジェスチャーは「あっちへ行け」「消えろ」という意味を持ちます。胸元を片手で叩くのは「お前が嫌いだ」という意思表示。人差し指と小指を立てるジェスチャーや、腕に反対の手を当てて拳を握り顔の高さまで持ち上げる動作も、侮辱的な意味合いを持つため避けるべきです。

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イタリア旅行でうっかりやっちゃうと大変!知っておくべき「NGジェスチャー」

イタリア旅行、楽しみですか? 美しい景色、美味しい食事、そして陽気な人々との交流…想像するだけでワクワクしますよね。でもちょっと待ってください!言葉が通じなくても、ジェスチャーでコミュニケーションを取ろうとするのは良いことですが、イタリアには、うっかりやると大変なことになる「NGジェスチャー」が存在するんです。今回は、そんなジェスチャーをいくつかご紹介します。

1. あごの下から手をはじき出すジェスチャー:侮辱MAX!

これは、記事冒頭でも触れられている、非常に有名なNGジェスチャーです。「あっちへ行け」「消えろ」という意味を持ち、相手を完全に拒絶する、強烈な侮辱表現とされています。レストランで注文が遅いからといって、ウェイターに向かってうっかりやってしまうと、最悪の場合、お店を追い出される可能性も…。絶対に避けましょう。

2. 胸元を片手で叩くジェスチャー:個人的な嫌悪感を露わに…

「お前が嫌いだ」という直接的な意思表示。相手への強い敵意を込めたジェスチャーなので、友人や家族間であっても、冗談でも使うべきではありません。誤解を招き、人間関係にヒビが入る原因になりかねません。

3. 人差し指と小指を立てるジェスチャー:不倫を疑う!?

一見すると、ロックコンサートでよく見かける「メロイックサイン」に似ていますが、イタリアでは全く意味合いが異なります。これは、相手の配偶者が浮気をしている、または相手自身が浮気しているという疑いを表す、非常に失礼なジェスチャーです。特に、見知らぬ人に向けたり、公共の場で大げさに使うことは、喧嘩の火種になりかねません。

4. 腕に反対の手を当てて拳を握り顔の高さまで持ち上げる動作:下品で攻撃的!

このジェスチャーは、相手を攻撃する意思を示す、非常に下品で攻撃的な意味合いを持ちます。相手を挑発する行為とみなされ、暴力沙汰に発展する可能性も。絶対に控えましょう。

5. その他:指をさす、手のひらを広げて質問する…

指をさす行為は、一般的に失礼にあたります。相手に何かを尋ねる際、手のひらを広げて「何?」と聞くのも、やや失礼な印象を与える場合があります。

なぜこんなにジェスチャーが多いの?

イタリアは歴史的に、様々な地域が独立した国家として存在していたため、地域ごとに異なる文化や方言が発達しました。その中で、言葉だけでなく、ジェスチャーもコミュニケーション手段として重要な役割を果たしてきたのです。

旅行中の対策:笑顔と「Scusi」(スクーズィ)で乗り切ろう!

これらのNGジェスチャーを知っておけば、イタリア旅行で無用なトラブルを避けることができます。もし、うっかり何か失礼なことをしてしまったと感じたら、すぐに笑顔で「Scusi」(スクーズィ:すみません)と謝りましょう。誠意をもって謝罪すれば、ほとんどの場合、相手も理解してくれるはずです。

イタリアは、情熱的で魅力的な国です。これらの注意点を守り、素晴らしい旅行を楽しんでください!

#イタリア #ジェスチャー #文化