ちらっと見るの敬語は？

「ちらっと見る」の敬語…って、難しいですよね。なんか、かしこまった言葉を探そうとすると、「拝見する」とか「ご覧になる」みたいな、ちょっと大げさな感じになっちゃいません？ 「瞥見（べっけん）する」…確かに、かっこいい。響きがもう、なんか…知的！ でも、普段使いにはちょっと重すぎるかな、なんて思ったりもします。

例えばさ、上司の資料をチラッと見ちゃった時。「瞥見いたしました」なんて言ったら、ちょっと大げさすぎない？ 逆に怪しまれそう…「何、そんなに真剣に見てたの？」って。笑

私だったら…うーん、例えば同僚に「ちょっと見ただけだよ」って言うみたいに、「少し拝見しました」くらいかな。 でも、状況によっては「チラッと見せていただきました」とか、ちょっと砕けた言い方でもいいのかも。 相手との関係性とか、場の雰囲気で変えるのが一番自然ですよね、きっと。

この「瞥見」って言葉、なんかこう、一瞬のひらめきとか、鋭い洞察力みたいなイメージがありますよね。 昔、美術館でモネの絵を見た時、まさに「瞥見」って感じだったのを覚えてます。 ほんの数秒だったけど、その絵の持つ空気感とか、モネの想いがバーっと伝わってきた気がして… あれは「見た」っていうより、「瞥見した」って表現がぴったりだなって、しみじみ思ったんですよね。

「ちらっと見る」一つとっても、日本語って本当に奥が深い。敬語って、ただ形式的に使うだけじゃなくて、相手への配慮とか、自分の気持ちを伝えるための大切なツールなんだなって、改めて思います。 だから、あんまり型にはまらずに、自然体で使うのが一番いいのかも…って、最近特にそう思うんですよね。 皆さんはどう思いますか？

#Hyougen #Keigo #Miru