モバイルICOCAにしたらカードはどうなるの？

モバイルICOCAへの移行、便利ですよね。でも、従来のICOCAカードはどうすればいいの？と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。この記事では、モバイルICOCAへの移行後、物理ICOCAカードがどうなるのか、そして移行後に必要な手続きについて、詳しく解説します。

まず、結論から言うと、モバイルICOCAへの移行後、従来のICOCAカードは使用できなくなります。そして、破棄する必要があります。 これは、単にカードが「使えなくなる」というだけでなく、データ自体がモバイルICOCAに移行されるため、元のカードには一切の情報が残らないということを意味します。 カードを保管しておいても、もはやICOCAとして機能することはありません。 財布の中で場所を取ってしまうだけなので、迷わず処分しましょう。 自治体によってはICOCAカードの回収ボックスを設置しているところもありますので、そちらを利用するのも良いかもしれません。

では、具体的にどのような手続きが必要となるのでしょうか？ 最も重要なのは、モバイルICOCAへの移行後、ICOCA番号が変更されるという点です。 従来のICOCAカードに紐づいていたサービスは、全て新しいICOCA番号で再登録する必要があります。

例えば、多くの方が利用しているであろう新幹線チケットレスサービス。 これには、モバイルICOCAへの移行後に必ず再登録する必要があります。 登録をせずに新幹線に乗車しようとすると、乗車券として認識されず、乗車できなくなる可能性があります。 また、定期券を利用している場合も、同様の手続きが必要です。 定期券の更新時期が近づいている場合は、モバイルICOCAへの移行と同時に、新しい定期券を申し込む必要があります。

その他、ICOCAカードと連携しているサービスがあれば、全て確認して新しいICOCA番号で登録し直しましょう。 例えば、クレジットカードのオートチャージ機能や、各種ポイントサービスとの連携などです。 これらのサービスの登録情報を確認し、新しいICOCA番号で再設定することを忘れないようにしてください。

モバイルICOCAへの移行は、利便性向上のために行うものですが、手続きを怠ると、思わぬトラブルに巻き込まれる可能性があります。 移行完了後には、必ず一度、ICOCAアプリ内の情報や紐づいているサービスを確認し、必要な手続きを完了させてください。 特に、自動改札機で問題なく利用できることを確認することは非常に重要です。

また、モバイルICOCAへの移行には、スマートフォンが必要です。 スマートフォン紛失時の対応や、バッテリー切れ時の対応についても、事前に確認しておきましょう。 モバイルICOCAは、従来のICOCAカードに比べて、紛失や盗難のリスクが高まる可能性があります。 アプリのパスワード管理をしっかり行い、万が一の事態に備えておくことも大切です。

最後に、移行前の残高をしっかり確認し、必要に応じてチャージしてから移行手続きを進めましょう。 移行後の残高確認も忘れずに行い、スムーズなモバイルICOCAライフを送ってください。 物理ICOCAカードからの卒業は、少し寂しさを感じるかもしれませんが、新しいモバイルICOCAで快適な交通生活を送りましょう！

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