結婚式の受付の仕事内容は？

結婚式の受付：幸せの入り口を守る大切な役割

結婚式の受付は、ゲストにとって最初の接点となる重要なポジションです。新郎新婦の晴れ舞台をスムーズに進行させるため、そしてゲストに気持ちよく式に参加してもらうために、受付係は影ながら大きな役割を担っています。華やかな式典の裏側で、一体どのような仕事をしているのでしょうか？

受付係の主な仕事は、大きく分けて以下の３つに分類できます。

1. ゲストの受付とご案内

受付係の最初の仕事は、ゲストを笑顔で迎えることです。「本日はおめでとうございます！」といったお祝いの言葉とともに、ゲストの名前を確認し、受付を済ませます。招待状を持参している場合は回収し、名札や席次表を手渡します。ゲストがスムーズに受付を済ませられるよう、明るく丁寧な対応を心がけることが大切です。

名前の確認は、招待状に記載されている名前とゲストが申し出た名前が一致するかの確認だけでなく、同じ名前のゲストがいないか、名前の漢字に間違いがないかなど、細やかな注意が必要です。特に、旧姓で招待している場合や、外国人のゲストがいる場合は、事前に新郎新婦から情報をもらっておくとスムーズに対応できます。

受付を済ませたゲストには、会場への案内も行います。クロークやお手洗いの場所を聞かれることもあるので、会場のレイアウトを把握しておく必要があります。また、高齢のゲストや小さな子供連れの場合には、積極的に声をかけてサポートする気遣いも大切です。

2. 芳名帳への記帳案内

ゲストには、芳名帳への記帳をお願いします。記帳台の位置を案内し、ペンがスムーズに書けるか、インクの残量に問題がないかなども確認します。芳名帳は、後々新郎新婦にとって大切な記念品となります。ゲストが丁寧に記帳できるよう、受付係は気を配る必要があります。

最近では、芳名帳の代わりにゲストブックを用意したり、デジタル芳名帳を導入する結婚式も増えています。その場合も、ゲストが戸惑うことなく記帳できるよう、丁寧に説明し、サポートすることが重要です。

3. 祝儀（ご祝儀）の管理

受付係にとって最も重要な任務の一つが、祝儀の管理です。ゲストから預かった祝儀は、金額やゲストの名前を確認し、丁寧に袋に入れて保管します。祝儀の紛失や盗難を防ぐため、複数人で管理し、常に目の届く場所に置いておくことが大切です。また、受付終了後には、新郎新婦に確実に渡せるよう、厳重に管理する必要があります。

祝儀袋の表書きに誤りがないか、中袋に金額と住所、氏名が正しく記入されているかも確認しておくと、後々新郎新婦が内祝いなどを送る際に役立ちます。 新郎新婦に確認し、必要であればゲストに訂正をお願いするなどの対応も必要です。

受付係は、ゲストが最初に会う新郎新婦の代表です。 笑顔で丁寧な対応を心がけ、ゲストに気持ちよく式に参加してもらえるよう、そして新郎新婦が安心して式に臨めるよう、責任感を持って務めることが大切です。 受付係の細やかな気遣いとスムーズな運営が、結婚式の成功に大きく貢献するのです。

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