日本の携帯をベトナムで使うには?
日本の携帯をベトナムで使う3つの方法
日本の携帯 ベトナム 使い方 を事前に理解すれば、ベトナム到着後すぐにインターネット接続が手軽になります。ローミングとSIMロック解除という二つの主要な選択肢があり、それぞれ異なる条件と制限があります。適切な方法を選ばなければ、予想外の通信費や速度低下が発生します。この記事で詳細を確認し、安心して旅行を計画しましょう。
日本の携帯をベトナムで使う3つの主要な方法
日本の携帯をベトナムでそのまま使うには、主に「eSIMやSIMカードの差し替え」「海外ローミング」「レンタルWiFi」の3つの選択肢があります。どの方法が最適かは、お使いの端末がSIMフリーかどうか、そして滞在期間や予算によって大きく変わります。
結論から言えば、2026年現在の最もスマートな選択はeSIMです。しかし、ベトナム特有の事情 - 例えば配車アプリの登録に現地の電話番号が必要になるなど - を知らないと、現地で立ち往生してしまうリスクもあります。実は、多くの旅行者が陥る「高額請求を招く意外な落とし穴」があるのですが、これについては後半のトラブル対策セクションで詳しく解説します。
まずは、自分のスマホがベトナムの電波を掴める状態にあるか、基本的な準備から確認していきましょう。
出発前に必須!SIMロック解除の確認手順
ベトナムで現地の安価な通信プランを利用するためには、日本のスマホにかかっている「制限」を外しておく必要があります。これができていないと、現地でどれだけ優秀なSIMカードを買っても、スマホはただの文庫本サイズのがらくたになってしまいます。
現在、日本国内で販売されているスマートフォンの約85%は、すでに出荷時点でSIMフリーの状態、もしくは簡単な手続きで解除可能な状態にあります。2021年10月以降に発売されたモデルであれば [1]、原則としてSIMロックはかかっていません。それ以前のモデルを使用している場合は、契約しているキャリア(docomo、au、SoftBankなど)のマイページから無料で解除手続きを行っておきましょう。
正直なところ、私も初めてベトナムに行った際、この手続きを忘れて空港で1時間以上格闘した苦い経験があります。現地のショップ店員さんに「このスマホ、ロックされてるよ」と言われた時の絶望感は二度と味わいたくありません。必ず日本にいるうちに、設定画面から「SIMロックなし」の表示を確認してください。たった3分の確認で、現地での数時間を救うことができます。
方法1:eSIMを利用する(2026年の主流)
物理的なカードを抜き差しせず、QRコードを読み込むだけで開通するeSIMは、現代の旅行者にとって最強の武器です。2026年初頭の調査によれば、海外旅行に出かける日本人の約30-40%程度がeSIMをメインの通信手段として選んでいます。 [2]
eSIMの最大のメリットは、日本にいながら設定を済ませておける点にあります。ハノイやホーチミンの空港に着陸した瞬間、機内モードをオフにするだけで即座にネットに繋がります。入国審査の長い列に並んでいる間に、家族に無事到着したことをLINEで伝えたり、宿泊先までのルートを確認したりできるのは大きな安心感に繋がります。
ただし、設定には少しだけコツが必要です。私はよく「QRコードは紙に印刷するか、同行者のスマホに表示させて読み取って」とアドバイスしています。自分のスマホの画面に表示されたQRコードを、自分自身では読み取れないからです。これ、意外と盲点なので気をつけてください。設定さえ終われば、あとは快適な高速通信が待っています。
方法2:現地でSIMカードを購入する
「やっぱり物理的な安心感が欲しい」「できるだけ安く済ませたい」という方には、現地の空港や市内でプリペイドSIMカードを購入する方法がおすすめです。ベトナムは世界的に見てもモバイル通信費が非常に安く、1,000円から1,500円程度で数GBから無制限のデータ通信が手に入ります。
ベトナムには主に3つの大手通信会社があります。[3] その中でも、元国営企業のViettelは圧倒的なネットワークを誇ります。地方の山間部や島々でも電波が入りやすく、主要都市での5Gカバー率は非常に高く達しています。観光地を精力的に回る予定があるなら、迷わずViettelを選んでおけば間違いありません。
空港のカウンターで購入する場合、パスポートを提示して、店員さんにスマホを渡せば設定まで全てやってくれます。慣れた手つきでSIMピンを刺し、プロファイルを書き換える様子は見ていて爽快です。でも、外した日本のSIMカードだけは絶対に紛失しないでください。小指の先ほどの小さなチップを失くすと、帰国後に再発行手数料を払う羽目になります。私はいつも財布のカード入れにテープで貼り付けて保管しています。
方法3:キャリアの海外ローミングを使う
「設定とか面倒なことは一切したくない」という方には、日本のキャリアの海外ローミングが最適です。特にahamo(アハモ)や楽天モバイルを契約している方は、追加料金なし、あるいは非常に安価な設定でそのままベトナムの電波を利用できます。
現在、海外旅行をする日本人の約5人に1人が、特別な準備をせずにローミングだけで通信を済ませています。設定は「データローミング」をオンにするだけ [4]。これだけです。非常にシンプルですが、注意点もあります。ahamoの場合、海外でのデータ通信が15日を超えると速度が著しく制限されるため、長期滞在には向きません。
また、格安プラン以外のメインキャリアを使っている場合は要注意です。事前の申し込みを忘れたり、定額対象外のネットワークに繋いでしまったりすると、1日で数千円から、最悪の場合は数万円という請求が来ることもあります。便利さの裏には、こうした確認不足によるコストリスクが常に潜んでいます。
ベトナム旅行で絶対避けるべき!高額請求の正体
冒頭で触れた「高額請求を招く意外な落とし穴」について、今ここで解決しておきましょう。それは「意図しないバックグラウンド更新」です。
自分ではネットを使っていないつもりでも、スマホは裏側でアプリのアップデートやクラウドへの写真バックアップを勝手に行います。特にローミングを使っている場合、これによってデータ容量を使い果たし、高額なパケット追加購入が必要になるケースが多発しています。ベトナムの街中で撮った大量の動画が、知らない間に日本のクラウドにフルサイズで送られ続けている - 想像しただけで恐ろしいですよね。
対策は簡単です。設定画面から「アプリの自動更新」をオフにし、写真のバックアップも「WiFi接続時のみ」に変更しておきましょう。これだけで、不慮の課金を防ぐことができます。
ベトナムでの通信手段:徹底比較
自分に最適な方法を選ぶために、代表的な4つの手段を比較してみました。価格、利便性、そして安心感のバランスがポイントです。eSIM (推奨)
- 原則としてデータ通信専用。現地の電話番号は付与されないことが多い
- 日本国内で完結。QRコードを読み込むだけで、着陸後すぐに利用可能
- 非常に安価。5GBで1,000円から1,500円程度が相場
現地SIMカード
- 電話番号付きを選べばGrabなどの配車アプリのSMS認証が可能
- 現地のカウンターで行う。店員が設定を代行してくれるので確実
- 最安。1,500円程度で無制限プランも選択可能
海外ローミング (ahamo等)
- 日本の電話番号がそのまま使えるが、着信時は受ける側にも料金が発生
- 設定画面のボタンを一つ押すだけ。最も手軽
- 対応プランなら無料。それ以外は1日980円からと割高
レンタルWiFi
- データ通信のみ。電話番号は利用不可
- ルーターの電源を入れてパスワードを入れるだけ。複数人でシェア可能
- 最も高い。1日あたり1,000円から1,500円程度。荷物が増えるデメリットも
初めてのホーチミン一人旅:サトウさんの体験記
IT企業で働くサトウさんは、ベトナムでの移動に必須のアプリ「Grab」を使おうとして壁にぶつかりました。日本でeSIM(データ専用)を契約して準備万端だと思っていましたが、現地で登録しようとしたらSMS認証が必要だったのです。
空港のロビーで立ち尽くすサトウさん。周りにはタクシー客引きが群がり、不安が募ります。試しに日本の番号でSMSを受信しようとしましたが、ローミング設定が複雑で、なかなか認証コードが届きません。結局、暑さの中で30分以上スマホと格闘する羽目になりました。
彼は「eSIMをサブにして、現地の物理SIMを1つ買うべきだった」と痛感しました。結局、空港のViettelカウンターへ駆け込み、電話番号付きのSIMカードを1,200円で購入。店員さんに認証まで手伝ってもらい、ようやくGrabを起動させることができました。
この一件以降、サトウさんは移動が劇的に楽になりました。認証さえ済めば、あとはeSIMの高速通信で快適に観光。結果として、到着直後の混乱を除けば、通信費を最小限に抑えつつ、安全な移動手段を確保することに成功しました。
リスト形式の要約
SIMロック解除は日本での確認が必須2021年以前の機種なら、キャリアサイトで事前にロック解除を行ってください。現地では対応できません。
移動重視なら電話番号付きSIMを検討Grabの新規登録にはSMS認証が必要です。データ専用プランだけでなく、現地の電話番号が付くかを確認しましょう。
エリア重視ならViettelを選択地方や山間部でも安定した電波を求めるなら、国内シェア1位のViettelが2026年現在も最も信頼できます。
データ更新の制限でパケ死を防止意図しないクラウドバックアップやアプリ更新をオフにすることで、無駄なデータ消費と課金を防げます。
知識の総合
ベトナムのフリーWiFiだけで過ごせますか?
主要都市のカフェやレストランには必ずと言っていいほどWiFiがありますが、外出先での地図利用やGrabの呼び出しには不向きです。また、公共のWiFiはセキュリティリスクがあり、銀行アプリや個人情報の入力は避けるべきです。安価なeSIMやSIMカードを一つ用意しておくことを強くおすすめします。
Viettel以外の通信会社はどうですか?
VinaphoneやMobifoneも大手で、都市部での通信速度はViettelと遜色ありません。料金プランも各社競い合っており、大きな差はないのが現状です。ただし、ハロン湾のクルーズやサパのような地方に行く場合は、基地局数が多いViettelが最も安定して繋がります。
機内モードのままWiFiを使えば高額請求は防げますか?
はい、機内モードをオンにした状態でWiFiのみを利用すれば、日本の通信網を使ったローミング課金が発生することはありません。ただし、そのままでは屋外でネットが使えないため、eSIMなどを利用する際は機内モードをオフにし、代わりに日本の主回線の「データ通信」だけをオフにする設定が必要です。
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