体温が34度だと病気ですか?

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体温 34度 病気のサインとして、甲状腺機能低下症や重症感染症が挙げられます。特に成人女性では橋本病が背景にあるケースが多く、知らぬ間に進行します。また、低体温症の搬送データの84.3%を65歳以上の高齢者が占め、約79.7%が屋内で起きています。
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体温34度は病気?高齢者や屋内での低体温症リスク

体温 34度 病気のサインとなる背景には、自律神経の麻痺や代謝異常を引き起こす様々な疾患が潜んでいます。心当たりがないまま体温が著しく低下している場合は、重篤な病気が隠れている危険性を考慮し、慎重に健康状態を確認することが重要です。

体温34度台は病気なのか?低体温症の危険性と判断基準

体温が34度台まで下がっている場合、それは一時的な冷えではなく「低体温症」という明確な病態の可能性が高く、速やかな医療機関への受診が必要です。人間の身体は、体内の中心温度(深部体温)が35度以下になると正常に機能しなくなります。体温計で34度台が計測されたときは、計測エラーでない限り、命に関わる危険なシグナルだと認識しなければなりません。

低体温症の搬送データを見ると、全体の84.3%を65歳以上の高齢者が占めていることが分かっています。加齢によって寒さを感じる感覚や、筋肉を震わせて熱を作る機能が衰えてしまうことが主な要因です。私は以前、救急搬送の現場に携わる医療関係者から話を伺う機会がありましたが、多くの人が「凍死=雪山」というイメージを抱いていることに強い危機感を持っていました。実は、低体温症の発生場所を調べると、約79.7%という圧倒的な割合が「屋内」で起きています。真冬の暖房をつけていない寝室や浴室[2] など、日常生活の中にこそ最大の危険が潜んでいるのです

なぜ体温が下がってしまうのか?考えられる原因と隠れた病気

体温が34度台まで低下する原因は、単に寒い環境にいたという外的要因だけではありません。身体の内側で熱を作るシステムが故障してしまう「内科的疾患」が隠れているケースが多々あります。

代表的な疾患の一つが、甲状腺機能低下症です。この病気は一般外来患者の2%程度に認められる比較的頻度の高い病気で、体内の代謝を活性化させる甲状腺ホルモンが不足することで、重度の寒がりや低体温を引き起こします。成人女性で[3] は10人に1人がその背景にある橋本病を抱えているとされており、知らぬ間に進行しているケースも少なくありません。他にも、重症感染症(敗血症)によって自律神経が麻痺し、逆に体温が下がってしまう状態や、著しい栄養不足、糖尿病による代謝異常なども体温34度台 原因になります。心当たりがないのに体温が著しく低い場合は、これらの疾患を疑う必要があります。

救急車を呼ぶべき?重症度を見分ける症状チェックリスト

体温34度台の低体温症は、医学的には「中等度低体温症」の段階に分類され、意識状態や身体の反応によって緊急度が大きく変わります。状況を正確に見極めるため、以下の症状があるか確認してください。

チェックすべき警戒シグナル: 激しい震え、または震えの消失: 体温が下がり始めると身体は必死に震えて熱を作りますが、34度台の後半になると、筋肉がエネルギーを使い果たして震えすら止まり、硬直が始まります。震えが止まったのは回復ではなく重症化のサインです。 低体温症 症状 34度における意識障害や言動の異常: うわごとを言う、問いかけへの反応が鈍い、混乱している、強いめまいを訴えるといった症状は、脳への血流や代謝が著しく低下している証拠です。 歩行困難・よろめき: 運動神経の伝達速度が落ちるため、まっすぐ歩けなくなったり、何度も転倒しそうになったりします。 呼吸や脈拍の減少: 息が浅くなる、脈が弱く遅くなる、血圧が急激に低下するといったバイタルサインの悪化が見られます。

意識が朦朧としている、または衣服を着せようとしても身体が硬直して動かせないような場合は、ただちに119番通報して救急車を呼んでください。自宅での様子見で回復を望むのは極めて困難です。

自宅での応急処置と、絶対にやってはいけないNG行動

医療機関を受診するまでの間、または救急車を待つ間に、自宅で正しい保温(復温)を行う必要があります。しかし、良かれと思ってやった行動が、逆に患者の命を危険にさらすことがあるため注意が必要です。

最もやってはいけないNG行動は「お風呂に入れること」と「電気毛布などで急激に温めること」です。体温34度台の身体を外側から急激に温めると、冷え切っていた皮膚表面 of 血管が一気に拡張します。すると、本来脳や心臓などの重要臓器に集まっていた血液が手足の表面に奪われ、血圧が急降下してショック状態に陥る「アフタードロップ」という致命的な現象が起きてしまいます。さらに、冷たい血液が一気に心臓へ戻ることで、致死的な不整脈を誘発する恐れもあります。急いでお風呂に沈めるような行為は絶対にいけません。ゆっくりと、愛護的に温めることが鉄則です。

自宅でできる正しい応急処置の手順

意識がはっきりしている場合の、体温が34度まで下がったときの対処法は以下の通りです。 1. 温かい室内への移動: すきま風の入らない、室温が20度以上に保たれた暖かい部屋へ移動させます。 2. 濡れた衣服の脱衣: 汗や水分で衣服が濡れていると、気化熱で体温がどんどん奪われます。すぐに乾いた衣服に着替えさせてください。 3. 受動的外部保温の実施: 毛布や布団を何枚も重ね、患者自身の代謝熱を閉じ込めるように全身を包み込みます。特に頭部からの放熱が多いため、帽子をかぶせるか、タオルを頭に巻くのが効果的です。 4. 温かい飲料の補給: 意識が完全に正常で、自力でゴクゴクと飲み込める場合に限り、白湯や温かいお茶を少しずつ飲ませて身体の内側から温めます。誤嚥のリスクがあるため、意識が少しでも怪しい場合は絶対に水分を与えてはいけません。

「ただの冷え性」と「低体温症」の決定的な違い

多くの人が「冷え性だから体温が低いだけ」と勘違いしがちですが、医学的には全く異なる状態です。それぞれの特徴を整理しました。

ただの冷え性(自覚症状)

  • 平熱(36度台など)は正常に保たれていることが多い
  • 緊急性はない。日頃の運動や食事、入浴などで改善を図る
  • 手足の先だけが冷たく不快に感じるが、意識や言語は完全に正常
  • 末梢の血流不足、自律神経の乱れ、筋肉量の不足など

低体温症(危険な病態)⭐

  • 身体の中心部の温度が35度以下に低下(体温計で34度台など)
  • 極めて高い。速やかな医療機関への受診と、適切な保温処置が必要
  • 全身の激しい震え、筋肉の硬直、意識の混濁、歩行困難など
  • 寒冷環境への過度な曝露、加齢による調節機能低下、甲状腺疾患など
手足が冷たいと感じるだけの冷え性とは違い、体温計で34度台が出る低体温症は「命の維持に必要なエネルギーが枯渇しかけている状態」です。冷え性だからと放置せず、直ちに内科や救急医療機関を受診するべき判断基準となります。
低体温症についてさらに知りたい方は、体温が35°C以下になるとどうなるのか?の記事もご覧ください。

独居高齢者の冬の盲点:寝室で起きた老人性低体温症の事例

都内在住の72歳の男性は、節約のために冬場も寝室の暖房をつけずに就寝する習慣がありました。ある朝、近所に住む長女が訪問した際、男性は布団から起き上がれず、声をかけてもうわごとを言うだけの状態になっていました。

長女は慌てて自宅にあった電気毛布を最大設定にして男性に掛け、熱いお茶を飲ませようとしました。しかし男性は激しくむせ込み、身体が硬直して余計にガタガタと震え始め、事態はさらに悪化してしまいました。

長女はすぐに医療相談に電話し、急激に温める行為や意識が不鮮明な状態での水分補給が致命的なショックを招くNG行動だと知りました。指示に従い、電気毛布を切り、乾いたバスタオルで頭と身体を包んで救急車を呼びました。

搬送先の病院での測定時、男性の体温は34.2度まで低下していました。幸いにも適切な治療により、数日の入院で後遺症なく回復できましたが、冬場の室温管理を怠ることの恐ろしさを家族全員が痛感する経験となりました。

注目すべき詳細

体温34度台は「低体温症」という医療的緊急事態

ただの冷え性とは根本的に異なり、体内の重要臓器が正常に働かなくなっている危険な状態です。速やかに内科などの医療機関を受診してください。

低体温症の死傷者の約8割は「室内」で発症している

雪山だけでなく、冬場の暖房の効いていない部屋や浴室で多くの高齢者が発症しています。室温を20度以上に保つ環境管理が命を守ります。

お風呂や電気毛布による急激な加温は絶対にNG

急激に外側から温めると血圧急降下や致死的不整脈(アフタードロップ現象)を起こすリスクがあります。毛布で包むなど、静かにゆっくり温めるのが鉄則です。

参考資料

体温が34度台のときは、何科の病院を受診すればよいですか?

基本的には「内科」を受診してください。もし夜間や休日の場合は、救急外来や地域の夜間急病診療所へ直行するか、意識障害や強い震えがある場合は迷わず救急車を呼ぶ必要があります。

何度も測り直しても34度台が出ます。体温計の故障でしょうか?

脇の汗を拭いていなかったり、体温計の挟み方が緩かったりすると低く出ることがあります。しかし、正しく測り直しても、あるいは別の体温計に変えても34度台が続く場合は、計測ミスではなく実際に体温が低下しているため、すぐに受診の準備をしてください。

高齢者が室内で低体温症にならないための目安の温度は?

冬場の室温は最低でも18度以上、高齢者や持病がある方がいる部屋では20度から22度程度を維持することが推奨されています。夜間や早朝に室温が下がりやすいため、エアコンのタイマー機能を活用するなどの対策が効果的です。

本記事で提供される情報は一般的な教育・啓発を目的としたものであり、専門的な医師による医学的診断や治療のアドバイスに代わるものではありません。個々の身体状況や疾患の有無により適切な対応は異なります。体温が著しく低い場合や症状に異変を感じる場合は、自己判断せず直ちに資格を有する医療従事者や救急医療機関にご相談ください。

注釈

  • [2] News - 実は、低体温症の発生場所を調べると、約79.7%という圧倒的な割合が「屋内」で起きています。
  • [3] Yoshi-ent - この病気は一般外来患者の2%程度に認められる比較的頻度の高い病気で、体内の代謝を活性化させる甲状腺ホルモンが不足することで、重度の寒がりや低体温を引き起こします。