キッチンのCLとは何ですか?

20 ビュー

キッチンの素材表記「CL」は、クリーンコートなどのコーティングを施した割り込み材を指します。一方「ST」はステンレス鋼を表します。CLは、ステンレスに比べて傷や汚れに強く、お手入れが容易な点が特徴です。 素材を選ぶ際は、デザイン性だけでなく、耐久性やメンテナンスのしやすさを考慮しましょう。

コメント 0 好き

キッチンのCL材とは? そのメリット・デメリット、選び方

キッチンのリフォームや新築を検討する際、様々な素材の名前を目にすると思います。その中でも、あまり聞き慣れないかもしれないのが「CL材」です。今回は、キッチンのCL材について、その特徴やメリット・デメリット、そして選び方のポイントを詳しく解説します。

CL材とは何か? ステンレス(ST材)との違い

キッチンの素材表記における「CL」とは、一般的に「クリーンコート」やそれに類するコーティングが施された鋼板を指します。これは、ただの塗装とは異なり、より耐久性や機能性を高めるための特殊な表面加工です。

対照的に、「ST」はステンレス鋼(Stainless Steel)を表します。ステンレスは、錆びにくく、衛生的であることから、キッチン素材として広く利用されています。

CL材のメリット

CL材は、ステンレスに比べて以下のようなメリットがあります。

  • 傷への強さ: 特殊なコーティングにより、ステンレスよりも傷がつきにくい傾向があります。日々の調理で器具が当たったり、物を落としたりしても、表面が傷つきにくいため、美観を長く保てます。
  • 汚れへの強さ: 油汚れや水垢などが付着しにくく、また、付着しても落としやすいという特徴があります。これは、親水性や撥水性を持つコーティングが施されているためです。
  • お手入れの容易さ: 汚れが付きにくいことから、日常のお手入れが非常に楽になります。軽い拭き掃除で済むことが多く、頑固な汚れに悩まされることが少なくなります。
  • デザインの多様性: ステンレスに比べ、カラーバリエーションや表面のテクスチャが豊富です。木目調や石目調など、様々なデザインが用意されており、キッチンの雰囲気に合わせて選ぶことができます。

CL材のデメリット

一方で、CL材には以下のようなデメリットも存在します。

  • 耐熱性: ステンレスに比べると、耐熱性が低い場合があります。高温の鍋などを直接置くと、変色や変形の原因になる可能性があるため、注意が必要です。
  • 価格: ステンレスに比べると、やや価格が高い傾向があります。これは、特殊なコーティングを施すためのコストがかかるためです。
  • メンテナンス: CL材自体は傷や汚れに強いですが、もしコーティングが剥がれてしまうと、そこから錆びたり、汚れやすくなったりする可能性があります。定期的なメンテナンスが必要となる場合があります。
  • メーカーによる品質のばらつき: CL材の品質は、メーカーによって大きく異なります。安価なCL材の中には、耐久性や機能性が低いものも存在するため、注意が必要です。

CL材を選ぶ際のポイント

CL材を選ぶ際には、以下のポイントを考慮しましょう。

  • メーカーの信頼性: 実績のある、信頼できるメーカーの製品を選びましょう。保証期間やアフターサービスについても確認することが重要です。
  • コーティングの種類: コーティングの種類によって、傷や汚れへの強さが異なります。それぞれの特徴を理解し、自分のライフスタイルに合ったものを選びましょう。
  • デザイン: キッチンの雰囲気に合ったデザインを選びましょう。ショールームなどで実物を見て、色や質感を確かめることをおすすめします。
  • 予算: CL材の種類によって価格が異なります。予算に合わせて、最適なものを選びましょう。
  • 耐熱性: 使用頻度の高いコンロ周りなど、熱が加わる場所にCL材を使用する場合は、耐熱性を確認しましょう。

まとめ

CL材は、ステンレスに比べて傷や汚れに強く、デザイン性にも優れているため、魅力的な選択肢です。しかし、耐熱性や価格、メーカーによる品質のばらつきなど、注意すべき点もあります。

キッチンのリフォームや新築を検討する際は、CL材のメリット・デメリットをしっかりと理解し、自分のライフスタイルや予算に合わせて、最適な素材を選びましょう。ショールームなどで実際に触れて、素材の質感や色味を確認することをおすすめします。

#Cl #キッチン #設備