偽札かもと思ったらどうすればいいですか?

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疑わしい紙幣を発見したら、慌てず落ち着いて、その紙幣の偽造防止技術を確認しましょう。 それでも偽札の可能性が高い場合は、決して使用せず、最寄りの警察署または日本銀行に届け出ることが重要です。 個人で判断せず、専門機関に相談することで、被害拡大を防ぐことができます。

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それ、本物?偽札かもと思ったら、落ち着いてできること

偽札を発見したら、誰でも動揺してしまうものです。しかし、そこで慌てて使ってしまったり、曖昧なままにしてしまったりすると、思わぬトラブルに巻き込まれる可能性があります。冷静に対処し、被害を最小限に抑えるためのステップをご紹介します。

1. まずは落ち着いて、紙幣をよく観察する

偽札は年々巧妙化しており、一見しただけでは判別が難しいものも存在します。しかし、本物の紙幣には偽造防止のために様々な技術が施されています。以下の点に注意して、紙幣をじっくりと観察してみましょう。

  • 透かし: 紙幣を光にかざして、肖像や模様が透けて見えるか確認します。透かしが不鮮明だったり、粗雑な場合は偽札の可能性があります。
  • マイクロ文字: 紙幣の特定の部分に、肉眼では判別が難しいほど小さな文字が印刷されています。ルーペなどを使って確認してみましょう。
  • 特殊インク: 角度を変えると色が変わる特殊なインクが使用されています。例えば、ホログラムやパールインクなどです。
  • 凹版印刷: 指で触るとザラザラとした凹凸を感じる部分があります。特に肖像や記番号の周辺に注目してみましょう。
  • 潜像模様: 特定の角度から見ると模様が浮かび上がって見える部分があります。

これらの特徴は、日本銀行のウェブサイトで詳しく解説されています。疑わしいと感じたら、必ず確認してみましょう。

2. 絶対に使わない!そして、むやみに人に話さない

偽札と疑われる紙幣を発見したら、絶対にそれを使用しないでください。偽札と知りながら使用すると、犯罪行為(偽造通貨行使罪)にあたる可能性があります。

また、周囲の人にむやみに話すのも控えましょう。噂が広まり、不必要な混乱を招く可能性があります。

3. 最寄りの警察署または日本銀行に届け出る

偽札と疑われる紙幣は、速やかに最寄りの警察署または日本銀行に届け出ましょう。

  • 警察署: 事件性がある場合など、詳しく事情を聞かれることがあります。
  • 日本銀行: 鑑定のために紙幣を提出します。提出された紙幣が本物と鑑定された場合は、額面金額が払い戻されます。偽札と鑑定された場合は、払い戻しは行われません。

届け出の際には、以下の情報を伝えるようにしましょう。

  • 紙幣を入手した日時と場所
  • 紙幣を入手した状況
  • 疑わしいと感じた理由

これらの情報は、偽札の流通経路を特定し、犯罪を未然に防ぐ上で重要な情報となります。

4. 冷静な対応が、更なる被害を防ぐ

偽札と疑われる紙幣を発見した場合、パニックにならず、落ち着いて上記の手順を踏むことが重要です。個人で判断せず、専門機関に相談することで、被害拡大を防ぎ、社会全体の安全に貢献することができます。

まとめ

偽札を発見することは、誰にとっても不快な経験です。しかし、正しい知識と冷静な対応があれば、被害を最小限に抑えることができます。常に注意を払い、疑わしいと感じたら、臆することなく専門機関に相談することが大切です。

注意: この記事は一般的な情報提供を目的としており、法的な助言を提供するものではありません。具体的な状況については、必ず専門家にご相談ください。

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