スマートEXで乗車用ICカードを指定するとどうなる？

スマートEXで乗車用ICカードを指定するとどうなる？ ICカードタッチでスムーズ乗車！

新幹線に乗る際に、切符購入の手間を省き、スムーズに改札を通過したいと考える人は多いのではないでしょうか。スマートEXは、まさにその願いを叶える便利なサービスです。特に、乗車用ICカードを指定することで、さらに快適な新幹線体験が実現します。この記事では、スマートEXで乗車用ICカードを指定した場合の手順やメリット、注意点などを詳しく解説していきます。

スマートEXで乗車用ICカードを指定すると、予約時に登録したICカードを新幹線改札機にタッチするだけで乗車が可能になります。紙のきっぷを受け取る必要がなく、スマートフォンのアプリやパソコンから予約・変更ができるので、窓口に並ぶ手間も省けます。

新幹線改札機での手順は、一見シンプルに見えて実は少し特殊です。まず、乗車券と特急券が一体となった通常のきっぷとは異なり、スマートEXでは「在来線乗車券」と「新幹線特急券」が別々に扱われます。そのため、ICカードをタッチする前に、まず在来線乗車券を改札機に投入する必要があります。これは、新幹線に乗るための乗車駅までの経路を示すもので、ICカードの情報とリンクさせるための重要な手順です。在来線乗車券を投入後、登録したICカードをタッチすることで、新幹線特急券の情報が読み込まれ、改札を通過できるようになります。

ICカードをタッチすると、「EXご利用票」が出力されます。これは、予約内容の確認や、万が一トラブルが発生した場合の証明書となるため、必ず受け取って保管しておきましょう。乗車区間や日時、座席などが記載されているので、乗車前に内容を確認することをお勧めします。紛失した場合、再発行はできないため注意が必要です。

スマートEXでICカードを利用するメリットは、何と言ってもその手軽さにあります。紙のきっぷを持たずに済むため、紛失のリスクを減らせますし、財布やカバンの中もスッキリします。また、予約変更もアプリやパソコンから簡単に行えるので、急な予定変更にも柔軟に対応できます。さらに、EX予約サービスのポイントも貯まるので、新幹線を頻繁に利用する人にとってはさらにお得です。

しかし、注意点もいくつかあります。まず、指定できるICカードの種類は限られています。Suica、PASMOなど主要な交通系ICカードは利用できますが、一部利用できないICカードもあるので、事前に確認しておく必要があります。また、ICカードの残高が不足している場合は改札を通過できません。新幹線に乗車する前に、残高が十分であることを確認しておきましょう。さらに、一度登録したICカードを変更する場合は、スマートEXのウェブサイトまたはアプリから手続きを行う必要があります。

例えば、東京駅から新大阪駅まで乗車する場合を考えてみましょう。スマートEXで予約し、Suicaを乗車用ICカードとして指定した場合、東京駅の新幹線改札機では、まず在来線乗車券（東京駅までの乗車券）を投入します。その後、登録したSuicaをタッチします。すると、「EXご利用票」が出力されるので、受け取ってから新幹線ホームへ向かいます。新大阪駅では、ICカードをタッチする必要はなく、そのまま出場できます。

スマートEXとICカードの組み合わせは、新幹線利用をより快適でスマートなものにします。紙のきっぷの手間から解放され、スムーズな乗車を実現するために、ぜひ活用してみてください。