車の名義変更に必要な書類と費用は?
車の名義変更には、住民票、印鑑証明書(数百円/通)、自動車検査証、譲渡証明書などが必要です。費用は、ナンバープレート代(普通車1500円程度、希望・ご当地ナンバーは高額)と手数料(自治体により異なる)を含め、数千円から1万円程度を見込んでおきましょう。 正確な費用は管轄の陸運局または市区町村役場に確認が必要です。
車の名義変更:必要な書類と費用、スムーズな手続きのために知っておきたいこと
中古車を購入したり、家族間で車を譲り受けたりする場合、必ず行わなければならないのが「名義変更」です。この手続きは、車の所有者を正式に変更するための重要な手続きであり、怠ると様々なトラブルに巻き込まれる可能性があります。 この記事では、車の名義変更に必要な書類と費用、そしてスムーズな手続きのためのポイントを分かりやすく解説します。
必要な書類:しっかりと準備しておこう
名義変更に必要な書類は、主に以下の通りです。状況によって追加で必要な書類も出てくるので、事前に管轄の運輸支局に確認することをお勧めします。
1. 申請書(OCRシート第1号様式): 運輸支局に備え付けられています。記入漏れや誤記があると再提出が必要になるので、丁寧に記入しましょう。
2. 自動車検査証(車検証): 前の所有者からの譲渡が必要です。
3. 譲渡証明書: 前の所有者から署名・捺印をもらいます。実印と印鑑証明書が必要な場合もありますので、譲渡する側とよく確認しておきましょう。車検証に旧所有者の住所が記載されている場合は、譲渡証明書に住所の記載は不要です。
4. 自動車税・自動車取得税申告書(または納税証明書): 自動車税の滞納があると名義変更ができません。
5. 新しい所有者の住民票: 発行日から3ヶ月以内のものが必要です。コピーは不可。マイナンバーの記載がないものが必要です。
6. 新しい所有者の印鑑証明書: 申請時に実印を押印する場合に必要です。これも発行日から3ヶ月以内のもの。コピーは不可。
7. 手数料納付書: 運輸支局で購入します。
8. ナンバープレート: ナンバープレートを変更する場合に必要です。希望ナンバーを取得する場合は、別途手続きと費用がかかります。
9. その他: 場合によっては、委任状、相続関係を証明する書類、車庫証明書などが必要になります。例えば、代理人が手続きを行う場合は委任状、相続で取得した場合は相続関係を示す戸籍謄本などが必要となります。
費用:どれくらいかかる?
名義変更にかかる費用は、主に以下の項目から構成されます。
- 登録手数料: 普通車で1,400円程度です。軽自動車は若干安くなります。
- ナンバープレート代: 普通車で1,500円程度です。希望ナンバーやご当地ナンバーの場合は、さらに高額になります。希望ナンバーの抽選に外れた場合でも、手数料は返金されませんので注意が必要です。
- 自動車重量税: 車の重量によって異なります。新車登録から13年を超える車の場合は、重量税が増額されます。
- 自賠責保険料: 名義変更と同時に自賠責保険の契約者名義も変更する必要があります。残存期間に応じて保険料が精算されます。
これらの費用を合計すると、数千円から1万円程度になります。正確な金額は、車の種類や手続き内容によって変わるため、管轄の運輸支局に確認するのが確実です。
スムーズな手続きのために:事前に準備を万全に
名義変更は、書類の不備や手続きのミスがあると、何度も運輸支局に足を運ぶことになりかねません。スムーズな手続きのために、以下の点に注意しましょう。
- 必要な書類を事前に確認し、漏れなく準備する。
- 申請書の記入は丁寧に、誤記がないようにする。
- 平日に手続きを行う場合は、混雑する時間帯を避ける。
- 不明な点は、事前に運輸支局に問い合わせる。
名義変更は、車を持つ上で必須の手続きです。しっかりと準備を行い、スムーズに手続きを完了させましょう。この記事が、皆様の名義変更のお役に立てれば幸いです。
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