事故を起こした当事者の義務は？

交通事故における当事者の義務

交通事故が発生した場合、加害者だけでなく被害者にも以下の義務が課せられています。

救護の義務

• 可能な限り、負傷した人や事故に巻き込まれた人に応急処置を施す。
• 必要に応じて、救急車を呼び、負傷者を安全な場所に移す。

危険防止の義務

• 事故現場で発生する二次事故を防ぐために、ハザードランプを点灯したり、三角停止板を設置したりする。
• 必要に応じて、道路を塞いでいる障害物を排除する。

警察への届け出の義務

• 事故発生後、24時間以内に警察へ届け出る。
• 警察官から求められれば、事故発生の状況や関係者の情報を提供する。

運転者が負傷している場合

• 運転者が負傷しており、応急処置や救護ができない場合は、他の乗員が上記義務を果たします。
• 可能な場合は、負傷した運転者に代わって、警察への届け出や保険会社への連絡を行います。

留意点

• これらの義務を果たさないことは、法律違反となり、罰則が科される場合があります。
• 救護の義務は、自分の安全が確保できる範囲で行います。無理に助けようとして、自身も負傷するようなことは避けましょう。
• 救護や危険防止の措置は、当事者だけでなく他の道路利用者の安全を守るためにも重要です。