赤ちゃんがママが見えなくなると泣くのは、いつ頃からですか?

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生後7~8ヶ月頃から始まる赤ちゃんもいますが、多くの場合、生後9~18ヶ月頃に始まる「分離不安」。ママが見えなくなると泣き叫び、ママと離れることを極端に嫌がるようになります。これは発達段階によるもので、ママの存在が安心の源となっている証拠です。再びママと対面することで落ち着きを取り戻す様子が見られます。

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赤ちゃんの「ママが見えなくなると泣く」という現象、いわゆる分離不安は、多くの親御さんを悩ませる時期でもあります。しかし、これは決して悪い兆候ではなく、むしろ赤ちゃんの健やかな発達を示す重要なマイルストーンなのです。一体いつ頃から始まるのか、その背景や対処法について詳しく見ていきましょう。

先に述べた通り、生後7~8ヶ月頃から兆候が見られる赤ちゃんもいますが、多くの場合、生後9~18ヶ月頃に顕著になります。 この年齢になると、赤ちゃんは「対象永続性」という概念を理解し始めます。つまり、目の前にママがいなくても、ママはどこか別の場所に存在していることを認識できるようになるのです。この理解が、逆に不安を生み出す原因となります。それまで、ママがいなくなると、ママは消えてしまったと認識していた赤ちゃんにとって、ママの存在の「継続性」を理解することは、同時に「ママがいなくなってしまうかもしれない」という不安を理解することに繋がります。

この分離不安は、赤ちゃんの発達段階における重要なステップです。 これまで、ママの存在は赤ちゃんの世界の中心であり、安全基地でした。ママと触れ合い、安心感を抱くことで、赤ちゃんは心身ともに成長していきます。分離不安は、この「ママへの安心感」が、より深く、より明確に意識された結果と言えるでしょう。 赤ちゃんはママとの絆を強く実感し、その絆が脅かされることに対して、激しい反応を示すのです。 この反応は、決して甘えやわがままではなく、健全な発達の表れと捉えるべきです。

分離不安の症状は様々です。ママが視界から消えると、泣き叫ぶのはもちろん、不安げな表情を見せたり、ぐずり続けたり、抱っこをせがんだりするなど、赤ちゃんによって表現方法が異なります。 また、ママだけでなく、普段からよく関わっている祖父母や保育士さんなど、信頼している人に対しても、同様の反応を示す場合があります。

この分離不安は、時期が来れば自然と落ち着いていきます。しかし、親御さんが不安に感じたり、適切な対応ができないと、赤ちゃんの不安はより一層増幅される可能性があります。 そこで、親御さんには、次の点を意識することが大切です。

  • 赤ちゃんの気持ちに寄り添う: 泣いている赤ちゃんを無視したり、叱ったりするのではなく、優しく抱きしめ、安心させることが重要です。 「ママはすぐそばにいるよ」と優しく語りかけ、安心感を与えましょう。
  • 予め準備をする: 外出前に、赤ちゃんに状況を説明する(もちろん赤ちゃんにわかる言葉で)ことは有効です。 また、お気に入りのぬいぐるみやブランケットなどを一緒に持たせることで、安心感を高めることができます。
  • 少しずつ練習する: いきなり長時間離れるのではなく、最初は短い時間から始め、徐々に時間を延ばしていくことで、赤ちゃんの不安を軽減することができます。
  • 周りの人に協力を求める: 一人で抱え込まず、パートナーや家族、友人、保育士などに相談し、協力してもらうことで、負担を軽減することができます。

分離不安は、赤ちゃんの発達における一時的な現象です。 焦らず、赤ちゃんのペースに合わせて、愛情をもって接することで、必ず乗り越えることができるでしょう。 この期間は、親子の絆をさらに深める貴重な時間でもあります。 赤ちゃんの成長を喜び、共に乗り越えていきましょう。 そして、もし心配なことがあれば、医師や専門機関に相談することをお勧めします。 専門家のアドバイスは、親御さんの不安を解消し、より良い対応へと繋がるはずです。

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