軽油をエンジンをかけたまま給油してもいいですか？

軽油給油中のエンジン稼働は厳禁

軽油をエンジン稼働状態で給油することは、消防法で明確に禁止されています。軽油はガソリンとは異なり、危険物に分類されているためです。

消防法では、危険物を扱う際には、火災や爆発を防止するために細心の注意を払うことが義務付けられています。そのため、ガソリンスタンドにおいては、軽油の給油時には必ずエンジンを停止することが定められています。

エンジン稼働中の給油が危険な理由

エンジン稼働中は、排気ガスや熱がマフラーから排出されます。これらの排気ガスや熱が軽油に引火すると、爆発や火災につながる可能性があります。また、給油ノズルが静電気を帯びている場合、そこに火花が発生して発火する恐れもあります。

軽油は引火点が低いため、わずかな火花でも発火する可能性があります。また、軽油は粘度が高いため、一旦引火すると簡単に消火できません。そのため、軽油の給油中にエンジンが稼働していると、取り返しのつかない事故につながる可能性があります。

安全な給油方法

軽油を安全に給油するためには、以下の手順を遵守してください。

1. エンジンを停止し、パーキングブレーキをかける。
2. 灰皿などの火気を消す。
3. 給油ノズルを静電気を除去する静電気防止具でアーシングする。
4. 給油口に給油ノズルをしっかり差し込む。
5. 給油量は満タンまで入れず、余裕を残す。
6. 給油終了後、給油ノズルを慎重に抜き取り、静電気防止具を外す。
7. 給油口の蓋を閉め、エンジンを始動する。

軽油給油時は、必ずエンジンを停止し、安全な手順を遵守してください。事故防止のため、法律を守ることが不可欠です。

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