応接室で上座になる椅子は？

応接室の上座…ね。 これ、結構悩ましいですよね？ だって、相手の方を本当に気持ちよく、そして失礼なく迎え入れるには、ちょっとした気遣いが大切なんですもの。

あのね、一般的には「入口から一番遠い、奥の席」って言われてるんです。 説明書きには「奥の席が上座、ソファーは1人掛けより格上」って書いてあるけど… 本当にそうかな？って、私、時々思うんですよ。

例えば、うちの会社。 応接室は窓が大きく、景色が最高なんです。 でも、奥の席だと、窓から遠くなって景色が見えにくい。 そんな時、お客様に「奥の席、どうぞ！」って案内して、せっかくの素敵な景色を見逃させちゃうのは、なんだか申し訳ない気持ちになるんですよね。

もちろん、お客様が年配の方だったり、目上の方だったりすれば、奥の席が最適なのは言うまでもないでしょう。 でも、若い方や、親しい間柄の方だったら…　もしかしたら、窓際の明るい席の方が喜ばれるかもしれません。 あのね、こないだ取引先の若い社長さんと会った時、窓際の席に座ってもらったら、すごく嬉しそうに景色を眺めていて、話が盛り上がったんです。 その時は、上座のルールは、ちょっと脇に置いといて良かったなって思いました。

ソファーについても、確かに一人掛けよりゆったり座れるソファーの方が、一見上座っぽい雰囲気はありますよね。 でも、人数やソファーの大きさにもよるし…。 ４人掛けのソファーの端っこより、２人掛けソファーの真ん中の方が上座、ってのも、ちょっと変な感じしません？ 数字だけ見てると、そうなるんだろうけど、実際はもっと複雑で、状況によって変わってくるんじゃないかって。

だから、私としては、上座のルールはあくまで目安。 もっと大切なのは、お客様への気遣いと、その場その場の状況判断だと思うんです。 お客様が気持ちよく過ごせる席を、自然な感じで案内するのが、一番の上座への案内方法なんじゃないかな。 …なんて、生意気なことを言ってしまいましたが、これが私の素直な気持ちです。 結局、正解なんてないのかも知れませんね。(笑)

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