ご祝儀の良くない数字は？

ご祝儀袋に書かない方がいい数字って？ 知っておきたい日本の文化

結婚式や入学祝いなど、お祝いの席ではご祝儀を渡す機会も多いですよね。日本では、ご祝儀袋に書く金額も、単に金額だけでなく、数字にも意味合いが込められていることをご存知でしょうか？

古来より日本では、奇数は縁起が良いとされ、偶数は避ける傾向があります。これは、奇数が「増える」「続く」といった意味合いを持つ一方、偶数は「切れる」「終わる」といった意味合いを持つとされているからです。

特に避けるべき数字として、以下のようなものがあります。

• 「4」: 「死」を連想させるため、非常に忌み言葉とされています。
• 「9」: 「苦」を連想させるため、同様にタブーとされています。
• 「24」: 「死に」を連想させるため、避けるべき数字です。
• 「49」: 「死苦」を連想させるため、非常に縁起が悪いとされています。
• 「64」: 「無」を連想させるため、避けられる傾向にあります。

一方で、「8」は「末広がり」で縁起が良いとされ、お祝いの席では積極的に使われます。

では、具体的にどのような金額を選べば良いのでしょうか？

• 結婚式: 一般的には、金額の末尾に「3」や「7」をつけることが多いです。例えば、3万円、5万円、10万円など。
• 入学祝い: 3千円、5千円、1万円などが一般的です。

しかし、地域や年齢層によって、金額の相場は異なる場合があります。事前に確認しておくのがおすすめです。

大切なのは、ご祝儀に込められた「お祝いの気持ち」です。金額にこだわって、相手に失礼な印象を与えてしまうことは避けましょう。数字のタブーを知った上で、気持ちのこもったご祝儀を贈るようにしましょう。