飛行機のスーツケースに液体で入れてはいけないものは何ですか?

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機内持ち込み手荷物には、除菌スプレー、ヘアスプレー、制汗剤などのスプレー缶は容量制限があります。ガスボンベ式のもの(防水スプレーなど)は預け入れ荷物に限り可能です。塗料スプレーや酸素ボンベなどは機内持ち込みも預け入れもできませんのでご注意ください。

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飛行機に液体を持ち込む際の規則は、航空会社や国によって多少異なるものの、基本的には厳しい制限が設けられています。特に、機内持ち込み手荷物に関しては、セキュリティ上の理由から細心の注意が必要です。単に「液体はダメ」というわけではなく、どのような液体が対象となり、どのように持ち込むべきなのかを理解することが重要です。この記事では、飛行機のスーツケースに液体として入れてはいけないもの、そして許されるものの注意点について詳しく解説します。

まず、明確にしておきたいのは「液体」の定義です。これは、ジェル状、クリーム状、ペースト状、スプレー状など、常温で液体または半液体状の物質を全て含みます。具体的には、飲み物(水、ジュース、アルコール)、化粧品(シャンプー、コンディショナー、ローション、クリーム、メイクアップ)、医薬品(シロップ、点眼薬、軟膏)、食品(ジャム、蜂蜜、ソース)、その他スプレー缶なども含まれます。

機内持ち込み手荷物に制限のある液体:

  • 容量制限のある液体: 100ml以下の容器に入った液体のみ機内持ち込みが可能です。例外はありません。100mlを超える液体、たとえほぼ空であっても、機内持ち込みはできません。容器のサイズではなく、内容量が基準です。多くの空港では、100ml以下の容器を収納できる透明なジッパー付きの袋(通常1リットル程度)の使用が義務付けられています。複数の容器を一つの袋にまとめて持ち込む必要があります。

  • スプレー類: ヘアスプレー、制汗剤、虫除けスプレー、エアゾールタイプの化粧品などは、容量制限に加え、種類によっては機内持ち込みが禁止されているものもあります。特に、ガスボンベ式のスプレー(防水スプレーなど)は機内持ち込みが制限されている場合が多く、預け入れ荷物に入れても問題ないとは限りません。航空会社や空港によって異なるため、事前に確認することを強くお勧めします。

  • ゲル状・ペースト状物質: 歯磨き粉、ジェル状の化粧品、ヘアジェルなどは、容量制限が適用されます。100mlを超えるものは機内持ち込みできません。

  • 危険物: 発火性、腐食性、毒性のある液体は、機内持ち込みも預け入れも禁止されています。これには、ガソリン、シンナー、漂白剤、バッテリー液などが含まれます。

預け入れ荷物に入れても問題ない液体とは?

容量制限に縛られないため、預け入れ荷物には比較的多くの液体を入れられます。しかし、それでも注意が必要です。

  • 漏洩防止: 容器がしっかりと密閉されているか確認し、漏れないように梱包することが重要です。漏れた場合、他の荷物が汚染されるだけでなく、最悪の場合、飛行機の運行に支障をきたす可能性があります。破損しやすそうな容器は、さらに保護材で包んでおくことをお勧めします。

  • 危険物: 前述の通り、危険物は預け入れ荷物に入れても持ち込みが禁止されている場合があります。航空会社の規定をよく確認し、持ち込みを検討する前に問い合わせることが重要です。

  • 制限された数量: 多くの液体は、たとえ預け入れ荷物であっても、大量に持ち込むことは制限されています。大量のアルコール類や薬品などは、特別な許可が必要となる可能性があります。

医薬品の場合

医薬品は、処方薬であっても、機内持ち込み・預け入れともに特別な手続きが必要となる場合があります。医師の診断書や処方箋を携行し、必要に応じて航空会社に事前に連絡を取ることをお勧めします。

旅行前に航空会社のウェブサイトで最新の規定を確認し、不明な点があれば直接問い合わせることが、スムーズな旅行を確保する上で最も重要です。 液体に関する規制は頻繁に変更される可能性があるため、最新の情報を把握しておくことが不可欠です。 準備不足によって旅行が台無しにならないよう、十分な注意を払いましょう。

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