カレールーは機内に持ち込めますか?

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カレールーは、製品によって機内持ち込みの可否が異なります。肉由来成分の有無が判断基準となり、肉片や動物性油脂を含まないルーは持ち込み可能です。エキスやブイヨンを使用している場合は、成分表示を確認しましょう。常温保存可能なレトルトや缶詰製品であれば、一般的に持ち込みが認められています。

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カレーの香り、あの独特のスパイシーな匂いは旅のワクワク感を高めてくれるかもしれません。しかし、愛するカレーを機内に持ち込めるかどうかは、意外と複雑な問題です。空港のセキュリティチェックで引っかかったり、最悪の場合没収されたりしたら、せっかくの旅の気分も台無しになってしまいますよね。そこで、今回は機内へのカレー持ち込みに関する情報を、様々な角度から詳しく解説します。

まず結論から言うと、「カレールーは、種類によって機内持ち込み可否が異なります」。 これは、カレーの種類、特に使用する原材料に大きく依存します。

最も重要なポイントは、「肉由来成分の有無」です。 多くのカレールーには、肉や鶏肉のエキス、あるいは動物性油脂が含まれています。これらの成分が、液体物規制や食品安全上の理由から機内持ち込みを困難にしている最大の要因です。肉片がそのまま入っている場合は、もちろん持ち込みはできません。

では、具体的にどのようなカレールーが持ち込み可能なのでしょうか?

  • 肉由来成分を含まないルー: これは最も安全です。野菜や果物、植物性油脂のみを使用したルーであれば、液体物規制の対象外となる可能性が高く、機内持ち込みが可能です。ただし、念のため、パッケージの成分表示を必ず確認しましょう。「ビーフエキス」、「チキンブイヨン」などの表記があれば、持ち込みは控えた方が無難です。 近年は、動物性原料不使用を謳ったベジタリアン、ヴィーガン向けのカレーも多く販売されているので、これらを選ぶのが確実です。

  • レトルトカレー、缶詰カレー(常温保存可能): レトルトパウチや缶詰に入ったカレーは、一般的に機内持ち込みが認められています。ただし、これも成分表示を確認することが重要です。肉エキスなどの動物性成分が含まれていないか、また、容量が100mlを超えていないかを確認しましょう。容量が100mlを超える場合は、預け入れ荷物として預ける必要があります。 また、液漏れに備えて、しっかりとした密封状態であるか、あるいは漏れないような対策(ジップロックなどに入れて二重包装する)をしておきましょう。

  • 手作りカレーの持ち込み: これは非常に困難です。液体状のカレーは、液体物規制の対象となり、100mlを超えるものは持ち込みできません。また、空港の検査官が内容物を判断しづらい場合、没収されるリスクが高いです。 手作りカレーを持ち込むのであれば、非常に少量を密閉容器に入れ、かつ、肉や動物性油脂を含まないレシピであることが前提となります。それでも、持ち込みは難しいと考えた方が良いでしょう。

さらに注意すべき点は、航空会社によって規定が異なる可能性があるということです。 航空会社によっては、成分表示に関係なく、液体状の食品の持ち込みを制限している場合があります。出発前に、搭乗する航空会社に直接確認することを強くお勧めします。ウェブサイトやカスタマーサービスに問い合わせれば、最も正確な情報を得ることができます。

最後に、せっかくの旅行、カレーを没収されるリスクを負ってまで持ち込む必要はありません。目的地に到着してから、現地の美味しいカレーを味わうのも、旅の楽しみの一つです。 計画を立て、安全に、そして美味しく旅行を楽しみましょう。

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