Androidの端末の確認方法は？

Android端末の隅々までチェック！バージョン確認から隠れた情報まで掘り下げる方法

Android端末を使っていると、ふと「今のバージョンは何だったっけ？」とか「この機種の詳しい情報ってどこで見れるんだろう？」と思うことがありますよね。バージョン確認はアプリの互換性やセキュリティアップデートの確認に不可欠ですし、端末情報を知っておくことはトラブルシューティングにも役立ちます。

すでに基本的なバージョン確認方法はご存知かもしれませんが、ここではさらに一歩踏み込んで、Android端末の隠れた情報まで掘り下げる方法を解説します。

1. 基本の確認方法：設定アプリから

これは最も基本的な方法です。

• ホーム画面またはアプリドロワーから「設定」アプリを開きます。
• 設定メニューの中から「端末情報」「デバイス情報」「システム」など、類似する名称の項目を探してタップします。（機種によって名称が異なります）
• 表示された画面の中に「Androidバージョン」という項目があるので、そこに表示されている数字があなたの端末のOSバージョンです。
• 同じ画面内で「ビルド番号」という項目も確認しておきましょう。これはソフトウェアのバージョンに関するより詳細な情報を提供します。

2. より詳細な情報を：開発者向けオプションを活用

開発者向けオプションは、通常は隠されている高度な設定メニューです。これを利用することで、より詳細な端末情報を確認できます。

• 開発者向けオプションを有効にする： 「設定」アプリの「端末情報」または「デバイス情報」画面にある「ビルド番号」を7回連続でタップします。すると、「開発者向けオプションが有効になりました」というメッセージが表示されます。
• 開発者向けオプションを開く： 設定メニューに戻ると、「開発者向けオプション」という項目が追加されているはずです。それをタップして開きます。
• 詳細な情報を確認する： 開発者向けオプションの中には、実行中のサービス、メモリ使用量、CPU情報など、通常は表示されない情報が多数含まれています。ただし、これらの設定は高度な知識を必要とする場合があるので、変更する場合は注意が必要です。

3. 端末情報を表示するアプリを活用

Playストアには、端末情報を詳細に表示してくれるアプリが多数あります。「Device Info」や「CPU-Z」といったアプリをインストールすれば、CPUの種類、メモリ容量、バッテリーの状態、センサー情報など、詳細なスペックを確認できます。これらのアプリは、スペックシートだけではわからない、よりリアルな端末の状態を知る上で役立ちます。

4. コマンドラインツール：adbコマンドを利用する（上級者向け）

Android Debug Bridge (adb) は、PCからAndroid端末を操作するためのコマンドラインツールです。これを利用すれば、さらに詳細な情報を取得できます。

• adbをインストールする： Googleが提供するAndroid SDK Platform Toolsをダウンロードし、PCにインストールします。
• 端末をUSBデバッグモードにする： 開発者向けオプションを有効にし、「USBデバッグ」をオンにします。
• adbコマンドを実行する： PCとAndroid端末をUSBケーブルで接続し、ターミナルまたはコマンドプロンプトからadb devicesコマンドを実行して、端末が認識されていることを確認します。
• 様々な情報を取得する： adb shell getpropコマンドを実行することで、端末のシステムプロパティをすべて表示できます。これには、バージョン情報、モデル名、シリアル番号、ネットワーク情報など、あらゆる情報が含まれています。

注意点:

• 開発者向けオプションの設定を変更する場合は、十分に注意してください。誤った設定を行うと、端末が正常に動作しなくなる可能性があります。
• adbコマンドは上級者向けのツールです。操作に慣れていない場合は、安易に実行しないようにしましょう。

Android端末のバージョン確認は、単なる数字の確認に留まらず、端末の状態を把握し、より安全に利用するための第一歩です。上記の方法を参考に、あなたのAndroid端末を隅々までチェックしてみてください。そして、得られた情報を活用して、より快適なAndroidライフを送りましょう。

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