会社のWi-Fiでシークレットモードを使うとどうなる？

会社のWi-Fiでシークレットモードを使っても安心できない理由

インターネットを閲覧する際、プライバシー保護のために「シークレットモード」を使う人は多いでしょう。特に、会社のWi-Fiを使用する際に、仕事とは関係のないサイトへのアクセス履歴を残したくないと思うかもしれません。しかし、会社のWi-Fiでシークレットモードを使っても、あなたの閲覧履歴は完全に秘匿されるわけではありません。

シークレットモードは、あくまでもあなたの使用しているデバイス上に閲覧履歴やCookie、ログイン情報などを残さないようにする機能です。ウェブサイトにアクセスした記録自体は、インターネットサービスプロバイダ（ISP）や、会社であればネットワーク管理者によって確認できてしまいます。

会社のWi-Fiネットワークでは何が起きている？

会社のWi-Fiネットワークは、通常、社内のすべてのインターネットトラフィックを監視するルーターを経由しています。あなたがシークレットモードを使っていても、ルーターは以下のような情報を記録しています。

• アクセスしたウェブサイトのURL: シークレットモードではブラウザに履歴は残りませんが、ルーターはあなたがアクセスしたウェブサイトのアドレスを記録しています。
• アクセス日時: いつ、どのウェブサイトにアクセスしたのかという情報も記録されています。
• 使用したデバイスのMACアドレス: すべてのデバイスは固有のMACアドレスを持っており、ルーターはどのデバイスがどのウェブサイトにアクセスしたかを特定できます。

これらの情報は、ネットワーク管理者やセキュリティ担当者によって確認される可能性があります。会社によっては、セキュリティ対策や従業員の productivity 監視のために、これらのログを定期的にチェックしている場合もあります。

会社のWi-Fiでインターネットを利用する際の注意点

会社のWi-Fiでインターネットを利用する際は、以下の点に注意しましょう。

• 仕事と関係のないウェブサイトへのアクセスは控えましょう。
• 個人情報を入力する際は、サイトのセキュリティに注意しましょう。
• 会社のセキュリティポリシーを確認しましょう。

プライバシーを保護するためにできること

会社のWi-Fiでインターネットを利用する際のプライバシーを少しでも守るためには、以下の方法があります。

• VPNを使用する: VPNは、あなたのインターネットトラフィックを暗号化し、第三者からのアクセスを防ぎます。ただし、会社によってはVPNの使用を禁止している場合があるので注意が必要です。
• 自分のスマートフォンやタブレットのテザリング機能を使う: 会社のWi-Fiよりも安全ですが、データ通信量には注意が必要です。

会社でインターネットを利用する際は、それが完全にプライベートなものではないことを意識し、適切な注意を払うようにしましょう。