マイナポータルアプリを消すとどうなる?

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マイナポータルアプリを削除すると、スマホに登録された電子証明書が失効し、アプリ内の関連データも全て削除されます。パスワード再設定が不可能な状況(マイナンバーカード紛失時など)では、この方法で個人情報の漏洩リスクを軽減できます。ただし、再利用にはマイナンバーカードと新たな手続きが必要となるため、注意が必要です。

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マイナポータルアプリを削除するとどうなるのか? その影響とリスク、そして対処法について詳しく解説します。単にアプリが消えるだけではありません。重要な電子証明書や個人情報に関するデータも同時に削除され、様々な影響を及ぼす可能性があるからです。この記事では、削除による具体的な影響、リスク、そしてアプリを削除するべき状況、削除後の手続きなどを包括的に解説します。

まず、最も重要な影響は、スマホに登録されているマイナンバーカードの電子証明書の失効です。マイナポータルアプリは、マイナンバーカードの電子証明書を介して、利用者の本人確認を行い、様々な行政サービスへのアクセスを可能にしています。アプリを削除することで、この電子証明書が利用できなくなり、マイナポータルへのアクセス、ひいてはマイナポータルを通じて提供される様々なオンラインサービスの利用ができなくなります。具体的には、税金の納付、健康保険証の確認、年金情報照会など、日常的に利用しているサービスが全て利用できなくなります。

さらに、アプリに保存されている個人情報関連データも全て削除されます。これは、アプリ上で閲覧・利用していた情報だけではなく、アプリがバックグラウンドで保持していた一時的なデータも含みます。アプリの設定情報なども全て消去されます。 再インストールしても、削除前に利用していた状態に戻すことはできません。 全てのデータは消去され、新規でログインする必要があります。これは、パスワードを忘れてしまった場合と同じ状況を招くため、パスワードの再設定が必要になります。

では、マイナポータルアプリを削除すべき状況とはどのような時でしょうか?最も考えられるのは、マイナンバーカードを紛失・盗難した時です。 カードが不正利用されるリスクを最小限に抑えるために、アプリを削除し、電子証明書を無効化することが重要です。 アプリを削除することで、たとえ悪意のある第三者がスマホを入手したとしても、アプリを通じてマイナンバーカードにアクセスしたり、個人情報を取得したりすることが困難になります。これは、緊急時の重要なセキュリティ対策と言えます。

しかし、アプリを削除する際には注意が必要です。 削除した後にアプリを再利用するには、マイナンバーカードと、改めてマイナポータルへの登録手続きが必要になります。 手続きには、マイナンバーカードのICチップの読み取りなど、一定の操作が必要となるため、高齢者やIT機器に不慣れな方にとっては負担となる可能性があります。 また、手続きに時間を要することも考慮する必要があります。

まとめると、マイナポータルアプリの削除は、電子証明書の失効とアプリ内データの完全削除という、大きな影響を伴います。 アプリを削除する際には、これらの影響を十分に理解し、再利用の手続きに時間を要することを考慮する必要があります。 マイナンバーカード紛失時など、緊急時のセキュリティ対策として有効な手段ではありますが、安易な削除は避けるべきです。削除前に、自身の状況とリスクを十分に検討し、必要であれば、行政機関への相談も検討しましょう。 常に最新の情報を確認し、安全な情報管理を心がけることが重要です。

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