テザリングで通信履歴がバレる？

テザリングで通信履歴はバレる？会社携帯でも安心？

スマートフォンが生活必需品となった現代、外出先でのインターネット接続は欠かせません。しかし、毎月のデータ通信量の上限に達してしまったり、Wi-Fiスポットが見つからなかったりすることもあるでしょう。

そんな時に便利なのが「テザリング」機能です。スマートフォンの回線をパソコンやタブレットなどの他の端末と共有することで、外出先でも快適にインターネットを利用できます。

しかし、便利な反面、テザリング利用時に「通信履歴が漏れてしまうのでは？」と不安に思う方もいるかもしれません。特に、会社から貸与された携帯電話でテザリングを行う場合、プライベートな通信内容が会社に知られてしまうのではないかと心配になるのも無理はありません。

結論から言うと、会社携帯でテザリングを行ったとしても、通信履歴が会社に漏れる心配はほとんどありません。

その理由は、テザリングはあくまでスマートフォンの回線を介して、会社とは独立した接続を確立しているからです。つまり、パソコンやタブレットでアクセスしたウェブサイトの情報などは、会社のネットワークを経由せず、直接インターネットに接続されます。

そのため、会社側が個人の通信履歴を把握することは非常に困難です。一般的なネットワーク監視ツールでは、テザリング経由の通信内容までは追跡できません。

ただし、絶対に安全とは言い切れません。

例えば、会社が特殊な監視システムを導入している場合や、スマートフォンの管理者権限を会社が持っている場合は、通信履歴が閲覧されてしまう可能性もゼロではありません。

また、テザリング機能を利用する際は、接続先のセキュリティにも注意が必要です。フリーWi-Fiスポットなど、セキュリティの甘いネットワークに接続してしまうと、通信内容が盗聴されてしまう危険性もあります。

会社携帯でテザリングを行う場合は、以下の点に注意することで、より安全性を高めることができます。

• 会社のセキュリティポリシーを確認する。テザリングの利用が許可されているか、許可されている場合の注意点などを確認しましょう。
• 信頼できるセキュリティ対策ソフトを導入する。ウイルス感染や情報漏洩のリスクを軽減できます。
• 接続先のセキュリティに注意する。フリーWi-Fiスポットなど、セキュリティの甘いネットワークへの接続は避けましょう。
• 可能な限りVPNを利用する。VPN接続を利用することで、通信内容を暗号化し、セキュリティを強化できます。

テザリングは非常に便利な機能ですが、セキュリティリスクも存在することを理解しておくことが大切です。上記のような点に注意して、安全にテザリング機能を活用しましょう。