ドラゴンボールは完結したの?

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「DRAGON BALL」(ドラゴンボール)は、ジャンプコミックスデラックス版の完全版が全34巻で完結しています。コミックスセットとして購入可能です。

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ドラゴンボールは本当に「完結」したのか? 終わりなき物語の考察

「ドラゴンボール」は、鳥山明氏による国民的漫画であり、世代を超えて愛され続けています。コミックスは確かに完結していますが、「ドラゴンボール」の物語は本当に「完結」したと言えるのでしょうか? 公式にはジャンプコミックスデラックス版全34巻で完結していますが、アニメシリーズ、映画、ゲーム、そして何よりも、鳥山明氏自身が関わる後日談的な作品群の存在を考えると、その問いは一筋縄ではいきません。

完結とされる「ドラゴンボールZ」の魔人ブウ編以降、物語はアニメ「ドラゴンボールGT」へと続きました。これは鳥山明氏が直接関わっていないオリジナルのストーリーでしたが、スーパーサイヤ人4や新たな敵キャラクターなど、多くのファンを魅了する要素がありました。しかし、公式設定との整合性の問題や、鳥山明氏自身が関与していないことから、必ずしも正史として扱われていません。

その後、「ドラゴンボール改」として、Zを再編集したものが放送され、より原作に忠実な形で物語を追体験できるようになりました。そして、満を持して登場したのが「ドラゴンボール超」です。これは鳥山明氏が原案・ストーリーを担当し、魔人ブウ編後の世界を描いています。破壊神や宇宙サバイバル編など、スケール感はさらに増し、新たなキャラクターや設定が次々と登場しました。

「ドラゴンボール超」は、アニメシリーズとしては一旦終了しましたが、劇場版として「ドラゴンボール超 ブロリー」や「ドラゴンボール超 スーパーヒーロー」が公開され、新たな展開を見せています。これらの作品は、鳥山明氏が深く関わっており、物語の正史として位置づけられています。

このように、「ドラゴンボール」はコミックスとしては完結しているものの、アニメ、映画、ゲーム、そして鳥山明氏の監修による新たな展開が常に存在し、物語は終わることなく続いています。

では、なぜ「ドラゴンボール」は完結しているにも関わらず、これほどまでに様々な形で展開され続けているのでしょうか? その理由はいくつか考えられます。

  • 圧倒的な人気: 「ドラゴンボール」は世界中で愛されており、その人気は衰えることを知りません。新たな作品を求めるファンの声に応える形で、様々な展開が生まれています。
  • 魅力的な世界観: 「ドラゴンボール」の世界観は非常に魅力的であり、無限の可能性を秘めています。宇宙にはまだまだ未知の敵や惑星が存在し、物語の舞台を広げる余地が十分にあります。
  • キャラクターの魅力: 孫悟空をはじめとするキャラクターたちは、それぞれが独自の個性を持っており、ファンを惹きつけています。彼らの成長や活躍を見たいという気持ちが、新たな物語を求める原動力となっています。

結局、「ドラゴンボール」が本当に「完結」したかどうかは、個々の解釈に委ねられるでしょう。コミックスを完結と捉える人もいれば、現在進行形の物語と捉える人もいるでしょう。しかし、一つ確かなことは、「ドラゴンボール」は単なる漫画作品ではなく、人々の心に深く刻まれた文化の一部であり、これからも様々な形で私たちの前に現れ続けるということです。

物語の終わりをどう捉えるか、それはあなた次第です。

#Dragonball #Kanketsu #Manga