海外でかかった医療費は確定申告で控除できますか?

0 閲覧数
海外 医療費 確定申告 控除の金額から海外旅行保険や現地の医療保険で受け取った保険金や還付金を差し引いた差額が実際の自己負担額となります。もし申告時点ですでに保険金の金額が確定していない場合は見込額を差し引いて計算するか後日修正申告を行います。
フィードバック 0 いいね数

海外の医療費控除と保険金の差し引き方法

海外 医療費 確定申告 控除を正しく活用するためには受け取った保険金や還付金の金額を適切に管理することが重要です。
実際の自己負担額を正確に計算し不備のない手続きを進めるために事前に仕組みを確認しましょう。

海外でかかった医療費は確定申告で控除できますか?

海外で支払った医療費も、日本国内と同様に医療費控除の計算に含めることができます。海外旅行中や海外赴任中に病院を受診した場合でも、一定の条件を満たしていれば確定申告を通じて所得税の還付を受けられる可能性があります。
ただし、現地の通貨での支払い手続きや、日本円への換算方法など特有のルールがあるため、事前に正確な仕組みを把握しておくことが大切です。

海外医療費が控除対象となるための基本条件

海外で支払った医療費を海外旅行保険 医療費控除 差し引きの対象にするためには、日本国内の医療費と同様に「本人または生計を一にする配偶者や親族のために支払った医療費であること」が前提となります。また、治療目的の受診であることが不可欠であり、観光目的の渡航先での美容整形や、個人的な理由による健康診断などは対象外となります。
日本に帰国してから国内の医療機関で継続して治療を受けた場合も含め、実際の医療費の総額が判定基準に関わってきます。

対象となる治療と対象外となる費用の違い

現地での急な病気やケガによる治療費、入院費、医師による診察料などは基本的に医療費控除の対象に含まれます。一方で、日本への移動にかかった交通費や、現地での通訳を個人的に雇った場合の費用、さらには現地で購入したお土産用の医薬品などは対象外となるケースがほとんどです。
判断に迷ったときは、その医療行為が治療を目的とした必須のものであったかどうかが重要な判断基準になります。

現地通貨から日本円への換算と為替レートの適用

海外の病院で診療代を米ドルやユーロなどの現地通貨で支払った場合、確定申告では日本円に換算して計算する必要があります。換算に用いる為替レートは、原則として「医療費を支払った日」の電信換算レート(TTSまたはTTBの仲値など)を適用します。
領収書の日付ごとに支払日のレートを適用して計算するため、受診日と支払い日が異なる場合はそれぞれの明細を確認しながら正確に換算することが求められます。

外国語の領収書や診断書の取り扱いについて

海外の外国の医療費 確定申告 計算方法に関わる領収書や明細書は、当然ながら外国語で記載されています。確定申告の際にはこれらの書類を添付または提示する必要があるため、税務署から求められた際に内容が説明できるようにしておく必要があります。
日本語の翻訳文の添付を求められることもあるため、現地でもらった領収書や診断書、パスポートの出入国スタンプなどの渡航履歴が分かる資料は大切に保管しておきましょう。

海外旅行保険や還付金がある場合の注意点

海外旅行保険や現地の医療保険に加入しており、医療費の補償として保険金や還付金を受け取っている場合は、その金額を差し引いた差額が実際の自己負担額となります。受け取った保険金等を医療費の金額から差し引かずに申告すると過大申告になってしまうため注意が必要です。
もし確定申告の時点ですでに保険金の金額が確定していない場合は、見込額を差し引いて計算するか、後日修正申告を行うなどの適切な対応が必要になります。

国内医療費と海外医療費の申告手続きにおける違い

国内の医療機関を受診した場合と、海外で医療費を支払った場合では、準備する書類や計算のプロセスにいくつかの違いがあります。

国内の医療費

医療費通知(または領収書)のみでスムーズに集計可能

日本語の記載であり、内容の確認や判断が容易

すべて日本円での記載のため為替換算の手間がない

海外の医療費

現地医療機関の領収書、必要に応じて日本語の翻訳文が必要

外国語の記載となるため、治療目的であることの証明に注意が必要

支払日の為替レートを確認して日本円へ換算する計算作業が発生

海外の医療費を控除に含める場合は、為替換算や外国語の領収書管理など、国内分に比べて事前の準備や確認作業が増える傾向があります。保険金等の受け取り有無も含めて、正確な金額を算出することが大切です。

海外出張中に体調を崩して病院を受診したケース

商用でアメリカに出張中だった田中さんは、現地で急な高熱と腹痛に襲われ、現地の総合病院で診察と点滴治療を受けました。

その場で全額を米ドルでクレジットカード決済したものの、外国語の明細書を見ながら「これ本当に日本の確定申告で使えるのか」と不安を感じていました。

帰国後、支払い日の為替レートを調べて慎重に日本円へ換算し、さらに現地で加入していた海外旅行保険から受け取った保険金分の金額を総額から差し引いて計算を行いました。

結果として、正しく控除額を算出して確定申告を無事に終えることができ、医療費の負担を大きく軽減させることができました。

医療費控除の対象にならないものについては、医療費控除の対象にならないものは?をご参考ください。

行動マニュアル

海外の医療費も控除対象に含まれる

治療目的であれば、海外で支払った医療費も国内と同様に医療費控除の計算に含めることができます。

支払日時点のレートで日本円へ換算する

現地通貨で支払った費用は、原則として医療費を支払った日の為替レートを使って日本円に換算します。

保険金等は必ず差し引いて計算する

海外旅行保険などから補償金を受け取っている場合は、その金額を差し引いた差額が実際の申告額になります。

覚えておくべき主要ポイント

海外でクレジットカード払いにした場合、いつのレートを使いますか?

一般的には、海外の医療費を支払った日(カード決済日など)の電信換算レートを用いて日本円に換算します。複数の明細がある場合は、それぞれの支払日のレートを確認して計算してください。

海外旅行保険から保険金が出ましたが、医療費控除はどうなりますか?

海外旅行保険などで受け取った保険金や還付金がある場合は、支払った医療費の総額からその金額を差し引いた残りの額が医療費控除の対象になります。受け取り分を差し引き忘れないよう注意しましょう。

外国語の領収書はそのまま提出しても大丈夫ですか?

税務署から内容の確認を求められることがあるため、外国語の領収書には必要に応じて日本語の翻訳文を添えられるように準備しておくと安心です。パスポートの渡航スタンプなどの証明資料も保管しておきましょう。